ポータブルスキル
タスク管理をやっている人は、それだけでポータブルスキルを持っています。それだけの価値がある、と思います。
佐々木正悟さんのライフハック@というイベントに参加した際、周りの人たちと話す時間があり、おずおずと「私はGTDをやっているんですが」と話しました。すると、すぐに「おお、GTDですか!」と反応が返ってきてビックリしたのを覚えています。
よく、転職にはポータブルスキルを持っておくと良いと言われます。
確かにそうだと思います。その会社の特別なルールでしか通用しない業務を極めてもしょうがないですね。
法律の知識、簿記の知識、労務の知識、営業トークの持っていき方等の個人独自の手法、製品開発技術の知識など、ポータブルスキルと言われるものはたくさんあります。
それらを運用させる、いわばOSのようなものがタスク管理に関する知識・スキルだと考えます。
経理や法務、営業や技術などの専門分野になると向き不向きが出てきますが、少なくとも、タスク管理には向き不向きはそこまで無いと思います。
誰でも身につけられるスキルとしては、かなり汎用性も高く効果も高い上に、費用は安く抑えることができます。本を読んだら、あとは実行するのみですので。
とある所では、GTDを教えるセミナーは1日間で数万円取って、なお繁盛しています。
もし、タスク管理には一家言ある人であれば、それに劣らない価値を持っているということになります(さすがに1日数万円は行き過ぎだと思いますが)
多分、自分の中にある、気が付かなかったこういった価値をきちんと評価すれば、会社との関わり方もおのずから変わるんじゃないかと思います。
少なくとも、自分にはこれがある!という自信につながります。その結果、それ以外の仕事も自信や張り合いが出てきたりします。
特にタスク管理で自分なりの勝ちパターンを見つけたら、先程OSのようなものと書きましたが、どんな仕事をする上でもそのタスク管理手法のフローに沿って実行するので、あらゆる局面で自信の源になります。
自分は何の資格も持っていないし、専門的な知識も持ち合わせていない、と考えているのであれば、自分に価値を付ける1つの方法として、タスク管理、とりわけメジャーなGTDはとてもオススメです。