ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

優先順位は自分勝手に付けるもの

賢明なあなたがやるべきことはひとつ。やりかけの仕事は大きなものも小さなものも含めてすべて書き出し、それを進めるために必要な行動をつねに把握することだ。そうすれば、いつでも正しい優先順位でもって仕事にあたる準備が整うだろう。
(「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」)

ちょっと長いのですが、とてもキタので引用しました。

優先順位というのは、あらかじめがっちり決められた旅行スケジュールのようなものと勘違いしてはいないでしょうか。

私の実感では、10個のやるべき行動があったとして、その10個を第1位から10位まで優先順位付けするのは、時間の無駄だと思っています。

どんな仕事でも、特にスピードの速い業界・会社にいるとしたらなおさら、緊急度、つまり優先度は変わります。

その都度、10個全部の順位を見直すなんてこと、非現実的ですね。

私の今のタスクは、確か100強あります。それらのうち、自分がボール持ち状態のものは6〜7個。それ以外は、相手の行動待ちか、いつかやるもの、打ち合わせの予定のようにただ単にその日が来れば起こるものです。

では、この6〜7個の自分ボール持ちタスクを、常に順位付けしているのか。
答えはNOです。

では、どうやって次に手をつけるタスクを選んでいるのか。

それは、デビッド・アレン氏の言葉を借りて格好良く言うと「直感」です。言い換えると「その時の気分」です。
その直感や気分の奥底を辿っていくと、締切や工数が判断基準の要素としてあるでしょうが、私の認識としては「ただなんとなく」という感じです。

逆に言うと、瞬間瞬間で優先順位を柔軟に変えている、ということでもあります。

そのためには、すべてのタスクについて、次に取るべき行動が何かを常に把握することが大事になってきます。

常にそうして、次に取るべき行動をすべて把握するようにしていると、どの仕事に取り掛かるかは自分の判断で行うことが多くなり、やらされている感はかなり少なくなります。

仕事に追われている感じは、こうしてなくしていくのかな、と思っています。