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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

マインドフルネスとGTD

NHKの特番「キラーストレス」の第2回は、マインドフルネスがストレス対策に良い、という内容らしいです。これを書いている時点ではまだ見ていませんが、この言葉に集約されるという前提で話し始めたいと思います。

 

まずは、マインドフルネスとは何か。


「今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れること」

 

この境地に至るために、ヨガや瞑想をしたりしますね。

 

超のつく有名ブロガー、立花岳志さんのブログ「No Second Life」に印象的な一節がありました。

 

立花岳志
No Second Life
「マインドフルネス」と「タスク管理」の相性が完璧すぎる! — 「マインドフルネス・モーニングレビュー」のススメ
http://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/54173/2

 

デビッド・アレン氏の名著「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」という、タスク管理のバイブルがある。


この本の中で、デビッド・アレン氏は、GTDで「水のように澄んだ心」を手に入れられる、と繰り返し書いている。


(中略)


アレン氏はマインドフルネスという言葉は使っていないが、状態としてはマインドフルネスなのではないだろうか。

 

いいですねー。

 

私もそう思います。

 

GTDでは、数多くの迫りくる仕事の中から「今やるべき仕事」を峻別し、それに集中してバッタバッタと斬り倒している時の恍惚感を「水のように澄みきった心」と表現しています。決して、仕事が何も無くポカーンとしている状態のことは言っていません。

 

ある程度の負荷(仕事の依頼)が必要なんですね。そもそも負荷が何も無い状態、つまりやるべき仕事が無い状態は、GTDの出番じゃありません。

 

マインドフルネスが得られる条件の1つに「高い不安、ストレス」があるんだそうです。


それを乗り越えたところに「マインドフルネス」があるのだと。GTDも、こなしきれない数多くのタスクがあるときの方法論として生まれました。同じですね。

 

マインドフルネスを得るためには、瞑想やヨガ等「マインドフルネス用の行為」をしなければいけないのですが、GTDを実践していればついでにマインドフルネスも得られます。

 

紳士服の「一着買ったらもう一着ついてきます!」みたいな感じになってしまいますが、GTDを実践するということは、ただ単に仕事が速く片付けられる以上の恩恵をもたらしてくれることに間違いは無さそうです。