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ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

開き直って悪人になることをお勧めします

転職活動の時の、私の自己PR文句。

 

「私は、総務として決してNOと言わないことを信条にしております。三権分立では、行政権の範囲は「立法と司法以外」という広いものですが、会社でその役割を果たすのが総務だと考えています。私は、他の人がやらない、やりたくない仕事を率先してやり、社内の駆け込み寺のような存在になりたいと考えております。」

 

我ながら書いていて恥ずかしくなるくらい立派な自己PRです。これはもうスーパーマンですね。

 

当時の私に「いや、無理だから(笑)」と言いたいです。

  

会社に落ちている様々な厄介ごとが殆ど集まってくるので、精神的にも体力的にもパンクするのは目に見えていたようなものなのに、「仕事は常に全力で」「社内の仲間に少しでも多く貢献する」という理想を忠実に実行したものだから、続きませんでした。

 

誤解のないようにしたいのですが、自分をうまく調整をして、立派にこのような仕事をされている方はいます。そんな人は素晴らしいと思います。

 

ただ、私のように、自分との折り合いをつけるのが下手なタイプは、何でもやります!会社に貢献します!という姿勢ではなく、その逆の考え方をすると良いようです。何でもやるわけではありません!会社よりも自分を優先します!というような(笑)

 

一般的には、こんな考え方を公言したら「おいちょっとチミィ」と注意されるようなものでしょう。それでも、背に腹はかえられません。悪人になるのが自分を守る術です。

 

何でもやります!と言っていた時の私の失敗パターンは、とにかく仕事を引き受けすぎてこなし切れず爆発するというもの。

 

これを避けるためには、業務の無駄を省く、自分の許容量を超えているアラートを出して依頼を断る先送りをする必要があります。

 

無駄を省く、これは言わずもがな、GTDのみならずタスク管理の効能の最たるものです。

 

一方、依頼を断ったり、先送りをしたりするには、ある前提が必要となります。

 

依頼を断るには、自分はこれくらいの仕事を抱えているからもう引き受けられないということを説明できなければなりません。依頼主に対しても、自分に対しても。

 

先送りをするにも、先送りをする仕事がどのようなもので、締め切りがいつで、その仕事を完了するまでにはどのような手間がかかるかを把握した上でする必要があります。でなければ、ただの締切破りになってしまいます。

 

これにもGTDは大いに役立ちます。

 

GTDの収集ステップでは、まず自分の抱える仕事全てを書き出します。これくらいある!とその書き出した紙を見せて説明すれば、新たな仕事の依頼を断りやすくなるでしょう。

 

また、GTDの処理・整理ステップでは、

 

その仕事の目的と次に取るべき行動を明確(処理)にし、

 

今自分が行動を起こさないといけないものなのか、他人の対応待ちなのか、ただ単に期日を待っていれば良いものなのか、いつかできたら良いなといった願望程度のものなのか、そもそも行動を起こすべきものでないものなのかを判断(整理)します。

 

これは、仕事の無駄を省くための方法論ですが、同時に、どの仕事はまだやらなくても良いかが分かる、自信を持って先送りができるための方法論でもあります。

 

仕事を断ったり先送りするなんてイカン!と、以前の私ならにべもなくこの考え方をはねつけていたと思います。

 

そんな私がこの考えに至るためには、自分の信念と逆のことをあえて行う、つまり「悪者」になることが必要でした。

 

そして、悪者になった自分を強力に後押ししてくれたのがGTDです。

 

この悪者マインドとGTDは、今の私を支える大事な両輪となっています。