ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

来た球はすぐに打ち返す

ダンドリ上手になる技術」を読んでいます。

 

手帳・ふせん・クラウドを使う

ダンドリ上手になる技術

計画力を強くするタスク管理仕事術

http://books.rakuten.co.jp/rb/11907668/

 

アシタノレシピを主宰している北真也(beck)@beck1240さんも著者に名を連ねています。

 

その中にあるインタビュー記事「スキルアップ雑誌編集者のタスク管理仕事術」で、このような言葉がありました。

 

常に意識しているのは「来た球はすぐに打ち返す」ということです。

 

特に編集という業務は締切が流動的なので、タスクが溜まることはリスクであり、そのリスクヘッジのため、できることはすぐやるのだそうです。

 

私は常日頃、仕事は、膨らんでいく水風船をクイズに答えながら次々に渡していくようなものだと思っています。大体同じように考えているのだと共感しました。

 

来た球をすぐに打ち返すことで、仕事の流れが速くなるというメリットがあります。

 

また、何より自分のところで滞留させておくことによる不安感の増大を防ぐことができます。これはすごく大きい。

 

自分のところで止まっている仕事があって、どんどん時間は過ぎていくわけですから、焦りは時間と共につのっていき、大きな不安がのしかかってきます。

 

ただ、すぐに打ち返そうにも、自分が受け持つタスクを終わらせることがなかなかできない、と考えていた時がありました。

 

今考えると、手を付けたくないようなタスクとして認識していたように思います。例えば、自分の受け持ったタスクが、社員の部署別平均勤続年数の表を作るというものだとしたら、「部署別平均勤続年数表を作る」とだけリストに書いてあるような感じです。

 

その言葉を見て、「さて、う〜ん、どうしようか」と考え始めます。

 

人事に聞けば勤続年数は分かるのですが、聞いたところで、どういう風に表にまとめようか、そもそも自分はエクセル苦手だから得意な○○さんに関数聞かなきゃ、でも一応こんな形で作りますと上司に一度報告しなきゃいけないかな、などと沢山のやらなきゃいけないことが頭を駆け巡ります。

 

結果、「なんか面倒くさいな。とりあえず後回しにして、別の仕事をやろう」という判断をして、自分が球を持ったまま先送りしてしまうんですね。これは私のパターンでした。

 

上に挙げた細かいタスク(人事に聞く、表のイメージを考える、上司にそのイメージで良いか聞く、分からない関数を○○さんに聞く等)を書き出して、どんな順番で組み立てれば良いかをあらかじめ決めれば良いですよね。

 

例えば、人事に「部署別平均勤続年数データ下さい」とメールを1通出せば、この仕事については、もう球を打ち返したことになります。球は人事持ちです。人事から返球があるまでの間は、基本的には自分はその仕事から手を離すことができます。

 

来た球はすぐに打ち返す

 

すぐに打ち返せない時は、打ち返せる程度にタスクを細切れにして打ち返す

 

この連続で仕事は進んでいくんじゃないかと思います。