ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

オープンリストとクローズドリスト

TODOリストが機能していた時代

「今日のTODOリスト」が機能したのは世の中のペースがゆるやかで、朝に書いたTo Doが夜になってもそれほど変わらない場合だけである。変化の激しい現代では、もっと柔軟な仕組みが必要なのは言うまでもない。

(「ストレスフリーの整理術 実践編」より)

 

この記述はどうなんでしょうね。私はとても頷けますが、厳密にクローズドリストでその日のタスク管理を運用している人は、この通りにいかないことが多いんじゃないかと思います。

 

リストの固定化という概念を外す

倉下忠憲(@rashita)さんのブログにはこんなことが書いてありました。

 

R-style

タスクリストのオープンとクローズドについて

「オープン/クローズド」が性質(属性)の一つであるならば__つまり絶対的な役割を意味しないのなら__、それらは変更(切り替え)可能なはずです。でもって、それがタスクリストを含めたリスト全般を運用していく上に必要な考え方だと、最近考えております。

http://rashita.net/blog/?p=19281

 

確かに、オープンリスト(いくらでも自由自在に追加ができるリスト。GTDでは「インボックス」と言われている)と、その中から「これだけをやる」というものを抽出したクローズドリストは、別々のものでなければいけない(=固定化しなければならない)とは限らないわけですね。

 

クローズドリストが不要な場合もある

また、タスク管理哲学者のイド♂(@idomars)さんは、このように言っています。

 

クローズリストは1日にこなせる仕事量以上の仕事があると「感じる」人に有効な手法であるので、小鳥遊さんがGTDを駆使している結果、そう感じていないのであれば効果はないと思います(*´・v・`)

 

確かに、今の私のやり方で、私の仕事環境では、飽和状態を起こしてはいないので、あまりクローズドリストを作って「これだけやれば良い!」というものの必要性を感じたことはなかったです。

 

オープンかつクローズドなリスト

どういう仕事環境でも、オープンとクローズドをきっちり分けて固定化しなければいけないということは無いのではないか、と思います。

 

1つのリストがあって、常時そこにタスクが発生したら追加して、なおかつその中から自分がやるべきタスクを実行する。そんな、時によりオープンな性質を帯びたりクローズドな性質を帯びたりするリストというものはイメージするのは不可能ではないと思います。さらに言えば、私が運用しているタスク管理ツールは、これに近いと思っています。