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ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

使える言葉「具体的」

分からなかったら「具体的には?」

「なんとなくこう……あるだろう?察してよ」という、行間を読むコミュニケーションは、日本では市民権を得ていますよね。空気を読む、とかもそのカテゴリーですね。言葉、抑揚、表情などには出てこない裏の意味を読み取る能力。

 

私は比較的これを読み取れないタイプです。読み取ろうと頑張らないと、言葉を額面通りに受け取ってしまう傾向が若干あります。空気を読んだり行間を読んだりすることは対人関係の緩衝材になるので、気を付けていないと言葉にトゲが含まれるように受け取られてしまいます。

 

それでも、いや、だからこそ全て言語で表現し尽くすことは大事だと思います。特に、言葉のやり取りでお金が動いたりする仕事などは、多少直接的で冷たい表現であっても正確な記述が求められます。「具体化」はそのために必要不可欠です。

 

私は、上に挙げた特徴のお陰(?)もあり、抽象的な指示を受けてもそのままにせず、具体的なレベルまで落とし込んでやっと理解する、ということの重要性を身にしみて感じることができました。でも、普通は、あまり具体化を要求し過ぎると面倒臭がられるんじゃないかと、曖昧な理解のまま支持された仕事に着手してしまいがちです。抽象的な指示をどれだけ具体化させて自分の仕事として落とし込めるか、このために図らずも役立ってしまった私の気質と、あともう1つ役立ったのがタスク管理「GTD」です。

 

GTDの「具体的な次の行動」

GTDは、とにもかくにも「具体的な次の行動」を明らかにすることをとても大事にします。事業計画を作るという仕事があったら、それを「社長にヒアリング」「ヒアリングの要点をまとめる」「経営幹部会議に議題としてあげる」といった具体的な行動(それぞれをもっと細かい行動に分けることは可能ですが)に落とし込む、といった具合です。仕事を効率的に進められる人は、大きな仕事を小さな要素に分解して1つ1つクリアしていく習慣がついています。先天的な能力ではなく、このアプローチをする癖がついているかどうかが鍵だったりすることが多いです。そして、そのアプローチを定型化してまとめたのがタスク管理「GTD」のフローです。

 

まずは自分のため

そもそも、なぜ具体的なレベルまで落とし込む必要があるのか。それは、自分がさっさとその仕事に取り組めるようになるためです。あいまいな指示を受けて、それを自分なりにウンウン考えて「こうかな?」と実行して上司に持っていったところ「そうじゃない!」と怒られた経験をした方はきっと多いはず。これは時間も無駄になりますし、自分の精神的にも悪い影響があります。

 

相手のためにもなる

また、指示をする方にとっても、指示を確実にこなしてくれる安心感があり、やり直しを命じなければいけない後ろめたさから避けられるメリットがあり、仕事が効率良く進みます。お互いハッピーですね。

 

思うに、これは方法論を身につけるかどうかであって、曖昧模糊とした「デキるサラリーマンになるためには」なような眉唾ものの自己啓発ではありません。そして、この方法論を身につけることを具体的に言うとすると、タスク管理、なかんずくGTDを実践する、ということになります。そうすれば効果的に「具体的に言うと」というフレーズが使えるようになり、仕事が楽になるのではないでしょうか。