ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

視覚化して自分の窮地を知る

やるべきことに飲み込まれる瞬間

まさにこの言葉を言っている瞬間です。

 

「全部書き出すのですか?すべてについて必要な行動を決める?それを……いくつかのリストにして、プロジェクトのインデックスを作って、毎週2時間かけて全部見直して、リストを完璧な状態に保つ?ご冗談でしょう。わたしはそんなヒマはありません」

( 「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法」より)

 

目の前のやるべきことに嫌気がさして、仕事の進捗を把握するのをやめるとき、このようなことを考えるでしょう。

 

仕事の進捗管理を放棄すること

上記のように考える人はこうも考えます。「何だかんだで、結局仕事を終わらせれば良いじゃないか」

良くないんですね。仕事の進捗を把握することを放棄するということは、その後の多くの仕事が群れをなして同時に押し寄せてくる状態に対してなすがままになってしまうわけです。

 

実感がない

仕事は形を持たないので、視覚的に目の前にワーッと現れることがありません。だから、どんどん仕事を放置したり先送りしたりしてそのままにしておいた結果立たされる窮地が想像しにくい。自分で目を背けようと思ったらそうしていられるんですね。そして、気がついたときには、リマインドのメールや上司からの注意で「しまった!」と思う。私にとってはあるあるネタです。

 

仕事の可視化

自分の頭に記憶としてとどめておいたり、ノートのそこかしこにメモ書きをして散在させていたりすると、仕事量の実感がわきません。リスト化することで、何項目あるかという形で今自分が抱えている仕事の量を視覚的に把握することができます。そうして初めて、「あ、今仕事が溜まってる」などの認識をすることができます。

 

まずは書き出す!

タスク管理「GTD」では、まずは頭の中にある気になることを書き出そう!と言っています。これはつまり自分が抱えるやるべきことの可視化です。そうしてはじめて、やっと、自分が窮地に立たされていることが実感できる、もっと言うと、「まだ大丈夫」と否定できない状態であることが分かるんですね。

 

窮地を知る大事さ

そんなことして窮地を知りたくないという気持ちになるかと思います。ただ、こうしないと嫌なことから目を背け続けることになり兼ねません。それは避けるべきで、タスク管理は窮地を教えてくれる良きコーチになると思います。