ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

自動思考は本当に厄介

自動思考

カウンセリング専門用語の自動思考とはちょっと違うかもしれませんが、ある出来事があってから、そのことについての思考が止まらないことってありませんか。そして、私にとって自動思考状態になるのは、決まって嫌なことが起こったときです。

 

感情が乱れたとき

そんな感情が乱れたときが最近ありました。ふんまんやる方ない状態だったので、気持ちを逸らそうとラジオの録音を聴きました。すると面白いことに、音声は耳に入ってくるのに、頭には全然入ってこないのです。聴いていてもいつしか自動思考を開始し、ラジオよりも自動思考の方が優先して頭の中をグルグル回るんですね。感情を鎮めるのは難しいです。

 

実は自動思考は日常的に起きている

ところが、自動思考は上記のようなときだけではなく、日常的に起きていると考えた方が良さそうだと思うようになりました。例えば、Aさんへのメールの返信文を作っている時に、ふとBさんに依頼されたことが頭をよぎり、またメールの文を考え、またBさんの依頼のことを考える、という風に。心の奥で実は気になっていることが頭から離れず、今取り組むべきことから脱線してしまう。よくあることではないでしょうか。

 

集中するためのタスク管理

タスク管理「GTD」は「頭の中から全ての『気になること』を追い出す」のをスタート地点としています。そうすれば、脇目も振らずに、自分が本当にやるべきことに取り組むことができるからです。

 

「目の前にあるやるべきことに取り組むことができる状態」を一言で言うと「集中」となります。集中力という言葉がありますが、ムギギギと気張って出る類のものではないと思います。むしろ、自分の置かれている環境を集中できる状態に作り変えるノウハウが、集中力の実体ではないかと思います。

 

つまり、抽象的でモヤモヤした「力」ではなく、具体的でハッキリした「技術」が集中力の中身であり、言語化して伝えられるもの、身に付けられるものだということになります。

 

それを具現化したのがタスク管理ということになります。

 

自動思考は冒頭に述べた通り、自分の内奥から変えようとするアプローチを採ると、なかなか止まりません。むしろ自動思考が止まるような環境づくり、ノウハウ獲得をすべきだ、というのが私の考えです。

 

そして、その具体的な実現方法がタスク管理「GTD」であったわけです。