過集中とタスク管理
つい体調を顧みずやってしまう
発達障害によく見られる「過集中」という症状。うっかり寝るのを忘れるまでではありませんが、興味のある物事、いったんやり始めて熱中し始めた物事については、休憩も取らず、体調の変化にも気付かずにやり続けてしまう傾向が私にもあります。
最後に電池切れ
これについてはもう10年以上前からなおさなきゃいけないと思いつつ、どうにもならないで今まできています。過集中の反動でかなりの疲労に襲われたりします。そういう時には決まって甘くて冷たい流動食が欲しくなります。この状態になれば「ああ、自分はやり過ぎたんだな」と分かるのですが、そもそもやり過ぎてから分かるのでは遅いのです。電池切れになってから「ああ、またやってしまった」と反省することの繰り返しです。
集中しないことには本当に集中しない
逆に、興味がわかない対象には徹底して集中できません。これは一般的には好き嫌いと言われるものですが、「じゃあ好きになれ」と言われても、残念ながらそう変えられるものではないんですね。
意識的なコントロールが難しい
仕事で扱う事柄は、もちろん興味のあるものばかりではありません。むしろ、興味が湧かないことが多いかと思います。仕事だから頑張らなきゃいけないと思い、一生懸命取り組もうとしても、集中できないので抜け漏れや忘れ、ケアレスミス等を頻発することになります。私が悩まされてきたのは、このコントロールが意識的にし辛いという点です。
タスク管理はそのコントロールを司ることができる
私の感覚では、そういった集中のコントロールをすることがタスク管理を実践することで比較的容易になった感じがします。集中できるかどうかは、「これなら自分もできるかもしれない」と思えるかどうかだと私の中では考えています。タスク管理「GTD」のフローに乗せれば、「その仕事の目的を明確にする」「目的を達成するための具体的な行動の段取りを設定する」ことでその仕事をやりやすくするという点で、その仕事を完了できる勝ちパターンに持っていけることが多く、より進んで取り組もうと考えることができます。こうなればもうしめたものなんじゃないかと思います。
もちろん、この方法論が通用しないものもあるかもしれませんが、少なくとも今自分が従事している「内勤」「事務職」という仕事にはなかなか有効です。