ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「もう今日はやらない」という選択

安心して先送りをする

発達障害やらその他の仕事がなかなかうまくいかなくて悩んでいる人の悩みの1つに先送りをしてしまうというものがあります。私にとっても、大きな克服すべき課題の1つでした。

 

先送り自体には、良し悪しはないんじゃないかなと思います。先送りをする状況によって、結果的に良し悪しがつくのだと思います。

 

悪い先送り

私がよく陥っていたのは、仕事をお願いされたのに、何だかわからなくて、それに手を付けるのが面倒くさくなるということです。

 

大抵、いつまでにどうしなきゃいけないとか、ゴールを明確にしないまま放置していました。それか、締切が2週間先とか遠い場合もそうでした。

 

例えば、2週間後に倉庫業者が引き取りに来る予定だから、対応よろしくねと言われたとします。

 

やり方としては、保管するための段ボールを用意して、いついつに業者が引き取りに来るからまとめて社内のどこそこに置いておくようにと社内告知をして、当日業者さんを案内して作業をしてもらうという段取りがあります。

 

まずはその段取りを明確にするのを面倒くさがる癖がありました。そして、社内メールを出すのも面倒、段ボールを確保するのも面倒、と面倒が重なり、「先だから今はいいや」と思って放置するんですね。ああ、昔の自分を段々鮮明に思い出してきましたよ(笑)

 

そして、引き取り日3日前くらいに「あれ、大丈夫?」とか言われて青くなるわけです。こんな風に、ただ面倒くさがって着手しないというのが悪い先送りです。

 

良い先送り

ある日、仕事がひと段落すると、定時までの残り時間が半端なときがあります。やることはあるけど、今日やる必要はない仕事ばかりであれば、思い切って「今日は何もしない」と自分の心の中で決めます。

 

やることはあるけど、今日やる必要はないと分かっているところがミソです。さらに、それらがいつまで何をしなければいけないのかが分かっていると、もうこれはいつでも良い先送りができる状態です。

 

乱暴な言い方ですが、会社員は定時内であれば、何もしなくても給料が発生します。であれば、自分の身体と相談して、「なんか疲れたなぁ……」となれば適宜休憩をとって良い。そうやって、日々の仕事をそれ以後も継続可能にするわけですね。

 

そのために、安心して先送りをする「もう今日はやらない」ということが大事になってきます。これは会社員の特権ですかね。