ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

PDCAではなく"p"DCAサイクル(pは小文字!)が良い

PDCAサイクル

言わずもがな、泣く子も黙る品質管理フロー。

 

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。

 

これらの頭文字をとってPDCAサイクルと言います。GTDもこの流れですね。Planに「収集」「処理(見極め)」「整理」が当たります。Doはそのまま「実行」、そしてCheckとActが「見直し(レビュー)」です。業務執行には必ず改善を伴うので、PDCAサイクルはどの業務進捗フローにも含まれる普遍的なものです。

 

pDCAサイクル

先日行われたタスク管理イベント「TaskFreaks!!」で出てきた言葉です。

www.kokuchpro.com

PDCAのPが小文字になって"p"DCAとなっているところがポイントです。計画に時間と手間をかけすぎないようにしようということです。サントリーの創業者鳥井信治郎の「やってみなはれ」精神と通じるものがありますね。

 

高速PDCAを回す

ソフトバンクの社長室長をされていた三木雄信さんの話です。社長の孫正義さんの「無茶振り」を一番近い所で受け続けていた方(笑)。

www.lifehacker.jp

ソフトバンクの急成長は「許容できる範囲のリスクの挑戦をいくつも積み重ねた末の集大成」なのだそうです。少しでもやる方がありそうだと見ると即座に行動に移す。Pが小さくてp程度しかなくてもDCAをやってしまうとも言えましょう。

 

タスク管理に応用

この"p"の部分に時間や手間をかけ過ぎていやしないか?という問いかけは、タスク管理をする上で大事なものだと思います。とにかく小さいながらも"p"をもとに実行してみる。結果がしっくりこなければ、それから目標の設定や分解内容を考え直せば良いわけです。

 

たまにあるのが、Doに入る踏ん切りがつかず、Planの段階に拘泥してしまっているという状態。「でも、こうなっちゃうかもしれない」「ああなったらどうしよう」と考えることはありませんか。タスクに向き合っているものの実行に移すことができず時間だけ経過してしまい、「タスク管理をしているのに進まなかった」という印象を持ってしまいがちですね。せっかく途中までタスク管理をしているのに「実行」プロセスの手前で止まってしまっているというもったいないです。タスク管理をしているのに進まない、タスクが溜まっていくだけという状況は、pがPに大きくなり過ぎてDに行けていない可能性があるんじゃないかと思います。

 

P(p)→Dへ動かす原動力

計画から実行へ動かすのには、自然に実行へ移せるレールを用意すると良いと考えています。それがタスク管理ツールの果たすべき大事な役割だと思います。私の場合は、タスクをこなすとその行がシュッと消えるツールの挙動が快感になり、それを求めたいのでP→DCAがスムーズに行けています。これが下支えして、比較的速度の速いPDCA、もといpDCAサイクルを回せているのではないかと思っています。