ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

淡々とタスクをこなすということ

ただ、それだけ

私が大好きなチャラン・ポ・ランタンの曲に「ただ、それだけ」というものがあります。

 

朝が来て

昼が来て

夜が来る

ただ、それだけ

 

本当にただそれだけなんですね。その他は何て歌っているのか確かめるため聴き直しましたが、なんとこの歌詞しか無いのです。改めてびっくりです。

 

「頭が真っ白になり…」

船場吉兆の会見ではありませんが、先日、精神的にちと辛いことというか、久し振りに頭が真っ白になるような失敗をやらかしました。

 

何のことはない、上司の指示を勘違いしただけのことなのですが、そういった些細なことでも自分にとっては些細なこととして処理できないんですね。針小棒大とはこのことだと言わんばかりのうろたえっぷりでして、午後いっぱいは頭の回転が鈍くなってしまいました。

 

タスクをこなす。ただ、それだけ。

そんな状態になったら、もうどうしようもないのが普通ですね。今何をやっていて、次に何をすれば良いのかが分からない。そんな状態になるはずです。以前の私であればそうでした。

 

しかし、今の私には頼もしい味方、タスク管理ツールがあります!今何をするべきで、次に何をすれば良いかがツールに全部書いてあるので、頭があまり働かなくても最低限のことはできる。私の感覚としては、タスク管理ツールにしたがってただタスクをこなしているだけというものでした。

 

安永徹さんの名言

世界でも超一流のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターであった安永徹さんは、練習の目的を次のように語っています。

 

「練習は本番でうまく弾くためにあるのではなく、本番で頭が真っ白になっても弾き続けられるようにすることが目的だ」

 

プロのオーケストラの舞台上では、もちろん超一流のプレイヤーがその才能を駆使して丁々発止やりあう演奏を繰り広げるのですが、それは、演奏を支える確かな技術があればこそです。おそらく、とんでもなく高いレベルのことを無意識に「ただ、それだけ」感覚でやっているのでしょう。本番になって頑張りを見せたらするのは、すでにその時点でプロ失格ということなのかもしれません。

 

「ただ、それだけ」感覚で仕事を実行

ベルリン・フィルのトッププレイヤーと比べるのはおこがましいですが、何かを成し遂げるのは「ただ、それだけ」の繰り返しなのかもしれません。

 

果たせるかな、頭が真っ白になったその日も、ちゃんと仕事を終わらせていました。毎日そんな風に、淡々と業務タスクをこなすことを継続するのが、大きな「自信」という財産になることは薄々気づいています。それを可能にする仕組みを作ることができている、タスク管理ツールの恩恵に預かっているのを実感する瞬間です。