ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

タスクの「収集」は基本中の基本

タスクの「収集」を改めて考える
あまり考えたことはありませんでした。あまりに当たり前過ぎるのです。「やるべきことを書き出す」だけです。しかし、考えてみたら「本当に全部『収集』できているか問題」があるんじゃないかと。

「収集のプロセスを邪魔する要因を徹底的に取り除くこと」
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術 実践編」より)

私の感覚では、「こんなことも書き出す必要あるの!?」と思うようなことも書き出すようにしています。「●●さんに500円返す」とか「営業から返却されてきた印鑑証明書を金庫にしまう」といったこともです。「こんなこと忘れない」と一瞬思いますが、「いや、自分は絶対に忘れる!」とすぐさま否定して、書き出しています。結果、忘れ対策に大きな成果をあげています。

あなたが考えていることは、あなたが考えている以上にたくさんある。すべてを目に見える場所に書き出して、心の”全容“を見極める行為は、ほとんどの人にとっては未体験のものだが、ひとたび達成してしまえば驚くような変化が起こってくる。同じことを話すときもより突っ込んだ話ができるようになり、細部に目が向くようになって、創造的なアイデアが浮かんでくるようになる。
(デビッド・アレン 同著)

雑念が脳内メモリを圧迫する
タスク管理の一丁目一番地「タスクの収集」は、ただ雑多に放置されているものを一所に移動して集めるだけのものではないと考えます。雑念が少なくなり、他のことを考える余裕ができるんですね。雑念というと難しいんですが、「これ覚えておこう」とか考えて書き出さないでいたタスクがふわっと脳裏をよぎるんですね。そうしていったん気になったタスクは、頭から離れずにまとわりつきます。それが雑念です。まとわりつき系のタスクがいつしか多くなり、脳内メモリを圧迫して余裕がなくなる、というわけです。

 

脳内メモリを開放すると・・・
逆に、自分の頭からタスクを引きはがした結果、「こんなことはどうだろう?」「これ面白いかも!」と思いつく頻度が増した気がします。証明ができないのが歯がゆいですが、精神的に余裕がある状態とない状態、どちらが自由に思考できるかと問われれば、言わずもがなですね。ひらめきの瞬間が訪れやすくなります。

 

「信じるも信じないもあなた次第」ではありますが、タスクの収集は忘れ対策とひらめきに有効だと言えるのではないかと考えます。