ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「机の上が汚い人は仕事ができない」という理由

汚い机の上を見たとき
何となく一般的な了解事項になっていますが、机の上が汚いと仕事ができないとはよく言われます。気になっていなければ、机の上がキレイであろうとあるまいと関係ありません。しかし、殆どの人は、乱雑に書類が置かれている机を見ては、「あ、そういえばあの件どうだったっけ?」と考えます。無意識に、頭のメモリーが占領されているのです。

 

常にささやいてくる小さいおっさん
以前、妖精のように小さいおじさんを風呂場で見たという不思議発言をした女優さんがいましたが、あんな感じのちっさいおっさんがあなたのそばにもいるとお考え下さい。

 

そんなちっさいおっさんに「おい、あれやらなくていいのか?」「これはまだ持ってていいものなのか?本当か?」と始終まとわりつかれたら目の前のことに集中できないですよね。そのくらい気になる(ウザい?)ものです。

私のセミナーでは、この辺りを理解してもらうために次のようなエクササイズをよくやる。会場に持ち込んだもの、とりわけ財布やシステム手帳、バッグや書類カバンを取り出してもらい、その中に、そこにずっと入れておくべきではなのに数時間以上入っているものがないか探してもらうのだ。(中略)イライラを増やす元になっていたものが、ここで少なくとも1つは明らかになったわけである。そんなとき、私はそのことを指摘し、それらが小さな声で「捨ててくれ!」とあなたに訴えていたものだと説明する。
(デビッド・アレン「」より)

ちっさいおっさん「いいの?」
机の上と頭の中は同じです。頭の中に何か余計なものに占領されると、目一杯その領域を使って作業をしたいのに、あれやこれやが目に入って集中できないし、心ゆくまで作業ができない。「あれ?備品発注しなきゃいけないんじゃなかったっけ?いいの?」とか「今日中にお金をおろしておかないと手数料かかっちゃうよ?いいの?」とか、始終ささやいてくるわけです。ちっさいおっさんが。

 

そのささやきをなくすために、机の上や頭の中から余計なものをなくします。だから、外部ツールに書き出すことが必要になります。私は目に見えないちっさいおっさんがいなくなるように努めています。