ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

人生の醍醐味をGTDがお膳立て

自分のやりたいこと、人生の目標、夢のようなものが見つかった人は幸せです。そんな人は、夢に向かって脇目も振らず一直線に進んでいくのでしょうか。いや、そういう人も、かなり特別な状況ではない限り、日常的に発生するタスクからは逃れられないと考えます。

 

例えば、難民を救済したいという夢があったとします。素晴らしいことです。NPO法人を作って救済活動をしていこう、という話になりますね。そのための法人設立の手続、書類作成、有志の募集、資金集め、夢の実現にはそういった実務的なタスクをしなければなりません。

 

そして、夢が胸中にあっても、書類作成などの煩雑なタスクに埋もれて、いつしか夢の実現が面倒くさくなったりします。

 

さて、だ。本当に我々はトップダウンで考えるべきだろうか。もっと優先順位の高そうな目標や価値観、戦略などから始めた方がいいのだろうか?(中略)

ごもっとも、ではある。しかし、私たちはそういう取り組みをしない。なぜなら、頭の中の「やりかけの仕事」に心のエネルギーがほとんど吸いとられている状態では、広い視野に立つことなど不可能だからである。時々刻々と変化する現実に即して考えるための想像力を効果的に引き出し、利用しやすくするためには、まずは心のメモリの空き容量を増やしてやらなくてはならないのだ。

(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」より)

 

夢の実現、少なくとも月単位でやるべきことがある場合、頭の中に雑務を溜め込まず心のメモリを空けなければいけない。

 

やりたいことの実現に向かって進んでいるときはとても楽しく充実するものです。人生の醍醐味かもしれません。それを味わうためにも、GTDは一役買っていると言えます。