ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「仕事のボール持ち」が助けてくれる

ただいま123件

これを書いている現在、私が抱える業務案件数は123件です。そのうち、自分がボールを持っているものは8件。いつかやれればいいと思っているものは1件。自分以外の誰かがボールを持っている案件は99件。圧倒的に「待ち」案件が多いです。

 

仕事に「追われる」とは
「仕事に追われる」「追う」という表現があります。自分が抱える業務案件数における自分ボール持ち件数の割合が高いと「仕事に追われる」感覚が発生するような気がします。追われているので、精神的な余裕は少ない状態です。逆に、自分ボール持ちの割合が少ないときは、精神的な余裕が大きい状態です。

 

仕事は終わらせなくてもいい
精神的に追い詰められている感があるとき、とかく案件自体を終わらせて無くしたいと考えますよね。しかし、終わらせるまでにかかる時間と手間を想像し、途方に暮れることが多いのではないでしょうか。私の経験上では、終わらせるどころか、手を付けることすら億劫になって先送りをしてしまうことが多かったです。

 

そこで、考え方を変えてみます。自分ボール持ちの割合を減らしさえすれば良いと考えるようにします。自分の抱えている案件のボールを他人に投げます。結果、案件の数は減らなくても、自分ボール持ち件数の割合を減らすことで、追い詰められている感はなくなっていきます。現に、私が今抱えているのは123件ですが、自分ボール持ちが8件のみなので、精神的にはゆったり構えていられています。

 

ボール持ちの概念に助けてもらう
ただのTODOリストだと、ボール持ちの概念が書いておらず、123件全部自分ボール持ちという印象を受けてしまいがちです。事実、そういう受け取り方をして、過去の自分はTODOリストを見るのが嫌になり、業務タスクを管理することに失敗してきました。ボール持ち概念のあるリストは、「123件のうち、99件は肩から降ろしていいですよ。本当に背負うべきは8件だけですよ。軽いですよ。」と語りかけてくれます。この語りかけは、かなり精神的な負担を軽くしてくれることを、日々実感しています。