ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「行動するとやる気が出る」現象に潜む公式

どう取り組んでいいのか分からない仕事と格闘している最中、ひょんなことで解決法が見えてきて一気にモチベーションが上がる。「ひょんなこと」を意図的に起こすための仕組み、分りますでしょうか?

 

作業興奮についての定義は、こちら。

diamond.jp

作業興奮とは、 作業を始めてみるとだんだん気分が盛り上がってきて、やる気が出てくることを指します。これには脳の一部である「側坐核」という部分が関与していて、実際の行動で刺激されると側坐核は活発になります。
これが活発になるとスイッチが入ったも同然。作業を難なく続けることができます。

何でもいいから体を動かすことで側坐核が刺激されて活発に活動するようになり、その結果「やる気」が湧くというものです。

 

では、何でもいいからとにかく体を闇雲に動かせばよいかというと、そうではないような気がします。安易な根性論に流れたくはありません。

 

本当は、闇雲に手を付けるのではなくて、目の前のやれるところから確実に一歩ずつやること。それによって段々先のやるべきことが明確になり見通しがつき始める。「やれそうだ」と思う。これが私が実感している作業興奮でありモチベーションの源だと考えます。

 

その姿勢を保てるようにシステム化したのがGTDの「見極め」。「目的達成までを細かい手順に分解」し「次に取るべき具体的な行動を明らかにする」。すると、進めていくうちに、目的までの視界がガバッと開ける。慣れると、いわゆる「タスク分解」するだけで見通しがつくこともよくあります。

 

「ひょんなこと」は偶然に起こるのではなくて、次の一歩を確実に踏み出そうとする人にだけ見えてくる必然の産物なのではないかと思います。つまり、起こそうと思ったら起こせる、「ひょんなこと」公式はあると考えています。