忘れてもいい環境を作ると、逆に記憶は定着する
このツイート、同感です。
記録をつけると記憶の定着率が向上する。記録を読み返すと先が読めるようになる。
— しごたのん (@shigotanon) 2018年5月24日
私は常々「忘れてもいい環境をタスク管理で作る」ことが大事だと考えています。
忘れてもいい環境を作ることで、記憶している情報が少なくなるのかというと、逆に記憶が整理されて引き出しやすくなっているような気がしています。
もともとは、短期記憶の弱さをカバーするために私はタスク管理を始めたのでした。
もっと厳密にいうと、こんなプロセスを経ています。
- 抜け漏れを注意される
- 凹む
- 短期記憶に自信がなくなる
- 短期記憶が弱いことを認める
- 「やること全て書き出せばいいんでしょ!」と自分に逆ギレする
- 有り得ないレベルまで書き出し始める
- 色々工夫をし始める
- やっていることがタスク管理だと気が付く
このブログをご覧のあなたは、上の1〜8のうちどこらへんにいらっしゃいますか。
ちなみに、私は3から4に移るまでの期間が異様に長かったですね。週単位でも月単位でもありません。年単位でした。おそらく、悪い意味での意地やプライドが高かったのでしょう(その反動か、5の実行力は強烈でした)。
話がそれました。そんな過程を経て、記録を残すと記憶が強くなるのを実感しました。
きっと、覚えておくと良い情報は、繰り返し目にしているんですね。
繰り返し触れると記憶は定着するので、結果的に「記憶力が良くなったような気がする」のではないでしょうか。
冒頭に挙げたツイートの後半「記録を読み返すと先が読めるようになる」も、記憶が定着した結果起こるものだと考えています。
ある情報に接すると、自分の中にある似た情報を検索して、そのパターンから次の状況を先読みできる。これは、元来私が苦手だった段取りというものです。
実際、タスク管理を始めてから、上記のように抜け漏れ忘れがとても少なくなり、抵抗感なく段取りが組めるようになりました。
「忘れてはいけない」というテーマに対しては、ちょっと斜めから「忘れてもいいようにする」がやはり大正解ではないかと思っています。