ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「全能感」や「やりがいによる充足感」があるときは危険信号

仕事に溺れているのに、本人はその自覚がなく沈んでいく。

 

私にはよくありました。

思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

先日こんなエントリーを書きました。

hochebirne.hatenablog.com

1つだけ自信を持って言えることは、

  • 抑うつ、あるいはうつ症状や適応障害の最中か明けて間もないときに、
  • 仕事ができる自分にとても充足感を覚えており、
  • 周囲からの配慮も行き届いていると感じていて、
  • 周囲の期待を裏切れないと思い込んでいる場合

このようなときは、キャパオーバーを拒否すべきときです。経験者は語る。

 

私、20代をほぼ試験勉強に費やしたため、最初に会社というもので働き始めたとき、「やっと自分は社会にでて稼ぐのだ!偉いのだ!」と鼻息を荒くしていました。

 

その結果どうなったか。

 

  • 「職場で仕事をしている自分」になることができて嬉しくなる
  • 「今までの遅れを取り返すため」に多少の無理には目をつぶる
  • 求められると嬉しいので、残業からが本番!などと言うようになる
  • 周囲の(普通の)配慮へ過剰に感謝し、期待には全力で応えるべきだと考える

 

この後は、適応障害を起こして休職一直線でした。

 

このときの自分は、仕事タスクの管理ができないことに、ある種の陶酔感を覚えていたように思います。優秀な人には仕事が集まる→自分は処理しきれないほど仕事を抱えている→自分って優秀じゃね?→ウマー!といった思考でした。

 

そんな全能感や充足感の勢いに乗って力技で乗り切る人もいると思います。社会人たるもの人生でそんな時期がないといけないと言われたりします。間違いではないです。

 

しかし、乗り切るだけの体力やその他諸々のチカラがない人は折れてしまいます(私は「ない」人でした)。

 

では、今そんな状態の人が折れないようにするにはどうしたら良いか。

 

体調や気持ち、生活リズムの変化に気をつけることがまずは基本でしょう。さらに「自分はヤバイかもしれんぞ」と納得させるためには、今抱えている仕事を書き出して、その量を視覚化することがとても大事だと私は考えます。

 

いつ締切の仕事が何件あるかを把握するだけでも、自分のキャパシティとそれに対する業務負荷を冷静に判断するキッカケにはなるんじゃないかと思います。

 

真面目で努力家、責任感があって「今が頑張り時!」という方は、特に注意していただきたいと、切に思います。今に頑張るピークを持ってきたら息切れします。これからずーっと少しずつ頑張る人生が待っています。息抜き手抜きしていきましょう。