「曖昧表現が苦手」は強み!
こんなツイートをしました。
仕事がうまく進まない、言った言わないが原因で発生するクレームは、「ある時点のある一言の解釈の違い」に始まることが多い。
— 小鳥遊6/16タスク管理実践講座 (@nasiken) 2018年6月7日
「明確じゃないけど、まぁこういう意味だろう。あまり突っ込むと感じ悪いし」とおざなりにするか。「それってこういうことですか?」と勇気を持ってぶっこむか。↓
「いやそれちょっと分かんないんで、教えてもらえますか?」と言えるのは、実はありがたいことではないかと、最近よく感じます。
— 小鳥遊6/16タスク管理実践講座 (@nasiken) 2018年6月7日
「曖昧表現が分からない」特性は、少なくとも仕事においては、自分を助けてくれることが多いと思います。
私は、「発達障害の特性は才能だ!」といった言い方はしないようにしています。というのも、以前「そういう人(発達障害当事者)は、引っ込んでいるところがある分、どこか出っ張っている(才能がある)んだよ」という話をされて、「そんなこと言われても……」と困惑したからです。
それでも、今回はあえて、特性がメリットになるという言い方をしてみました。
私は発達障害の中でもADHDなのですが、もしかしたらASDっぽいところもあると思っています(あくまで自分の考えです)。それは、曖昧表現が理解しづらいというものです。「行間を読む」とか「空気を読む」といったものが苦手です。やろうと思えばできるのだと思いますが、気疲れしてしまいます。
この特性は、仕事において強みになっています。曖昧な言葉をそのままにせず、「今おっしゃった『それ』ってどのことですか?」「なるはや、ですか。では、明後日の12時までに、ということでよろしいですか?」と、曖昧で抽象的な表現を具体的な表現に変換するための質問をぶっこみます。
具体的に決まらないと、まずタスク管理ツールに入力しづらいからなんですが、最終的には自分が理解できないから、多少面倒臭がられても訊く。これが結果的に早く確実に仕事をこなすことにつながっていると感じます。
あまりこの面を前面に出すと、グイグイ圧迫してくると嫌がられて人間関係に支障をきたしてしまうので、力の入れ加減は難しいところです。しかし、具体的になるまで訊く・確認するのは我々の生存戦略なので、手離してはいけないものだと考えています。