不安と向き合うには、タスク管理だけでは足りない
こんなツイートをしました。
タスク管理の役割の話。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年7月5日
分かりやすい例え話を聞きました。黒光りするGを退治するというタスクは、いくら小さくサブタスクに分解しても着手できずに回避してしまう。
私はGが激しく苦手なので、ヒェッと悲鳴をあげて部屋を出てしまいます↓
タスク管理の役割はここまでなのではないかという仮説。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年7月5日
では、着手するためにはどうすれば良いか。結論は「とにかくやってしまう」。↓
「ここはタスク管理ではなくエイヤでやる部分(心理学で「エクスポージャー法」と言います)」と認識すれば、ちょっと踏み切りが良くなる気がします。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年7月5日
やりづらいことをやりきるためには、タスク管理的アプローチと心理的アプローチの両輪があると、かなりうまくいく。↓
まぁ、着手できないというときは、まずタスク管理的アプローチすらできていない場合が多いと思います。まずはタスク管理やりましょうね、という話になるかと思います。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年7月5日
要約するとこうなります。
結局のところ、タスクをどこまで細かく細分化しても、最終的には「やる」という決断と行動で、自分の身体を動かさなければいけない。やりたくない、向き合いたくない、考えること自体が苦痛である、そんな大仕事に立ち向かうためには、タスク管理とはまた別の方法論が必要だ。
— えふ太 (@fta7e) 2018年7月5日
タスク管理以外の、自分を立ち向かわせてくれるもの
タスク管理は、実行の手前まではサポートしてくれます。しかし、いざ目の前のタスクに着手する段になるとタスク管理は無力です。
ここで力を発揮しているのが、タスク管理界の金字塔"TaskChute"です。
タスクシュートは…何を自分にさせたのかというと、「今それはしない、後でやるから」で終わらせることを許してくれないのでした。
- 「じゃあいま何をする?」
これを問いただしてきます。
「あなた、ブログ書く予定立てていたけど、ゲームしてましたよね」と、怒らずに無表情で言われるのです。しかも毎回。きっつー。
そりゃ、やらなイカンと思いますよね。
また別の"立ち向かわせてくれる"アプローチ
心理学的アプローチもあります。冒頭のツイートに書いた「エクスポージャー法」です。暴露療法とも言います。
恐怖や不安の原因になる刺激や状況に段階的にあえてさらすことで不安反応を消していく方法。
実は、これはタスク管理と親和性が高いのです。
エクスポージャー法をするには、次の2つが大切だとされています。
- 目標の明確化
- 不安の階層表の作成
これは、GTDの「見極め」フローによく似ています。タスクの目的を明確にし、その達成までをサブタスクに分解するというものです。
その上で、適切な大きさにまで分解された目の前のサブタスクに思い切って着手します。
精神論と何が違うのか?
それなら、とにかく為せば成る!という精神論と変わらないのではないかと疑問があるかと思います。
これは私個人の感覚ですが、「エクスポージャー法という療法だ」と認識してやりたくないタスクに突入すると捉えると、幾分かハードルが下がる気がします。
療法なので、その先には必ず不安から解消されると信じているからです。
最後に
タスク管理と、心理学や精神医学の考え方を取り入れたアプローチで、不安を最低限に抑えて業務タスクを終わらせる。そんなお題でイベントをやろうかなと思っています。
ご興味ありましたら、是非いらして欲しいと思います。