サブタスクをつなげていけるかどうかが、仕事の理解の成否の鍵となる。
引き続き、こちらの本を読んでおります。
理解できる人、できない人
仕事の説明を受けた際に8割の人は理解できて、残り2割の人は理解できないという話が出てきました。
タスク管理を始める前、私は残り2割組に入ることが多かったです。
仕事の説明を一通りされたとします。
言われていることは分かるのですが、いざ仕事として取り組み始めると動けなくなってしまう。
理由としては、おそらく次のようなものだったと思います。
- メモを取らずに(あるいは、中途半端なメモしか取らずに)話を聞いてしまう
- 曖昧な理解のまま知ったかぶりで取り組み始めてしまう
そりゃ動けないわけですね。むしろ、それでよく仕事をやれていたなと思います。理解できていなかったのです。
理解できない仕組み
理解できない人は、GTDの「見極め」フローができていない人だと私は考えています。
- タスクの目的(最終的に何をすればよいのか)が明確になっていない
- 目的達成までのステップが踏めない
このうち1つ目は、ほぼ説明する側の責任が大きいです。
問題は2つ目。ステップをつなげることができないのです。
シンプルTODOリスト仕事術では、このような図解で分かりやすく説明されていました。
(「シンプルTODOリスト仕事術」P.155より)
繋げられる人になる
ステップをつなげられるようになるには、どうしたら良いか。
つまるところ、こういったイメージがササッと頭の中にできあがれば良いですね。
そのために、どんな環境を整えれば良いか。
ヒントは「タスクの構造化」にあると考えています。ここでの構造化は、以下の2つ。
- タスクの目的が一番上に大書(「企画書作成して部長へ提出」)されている
- それを完了させるためのサブタスク(ステップ)を書き入れる枠が直列で配置されている
こうすれば、余計なことを考えずにサブタスクを入れることに集中できます。
自分で「集中するぞ!」と気合を入れても、必ずといっていいほど削がれるものです。
このような枠を設定しタスクの構造化をすることで、比較的無理なくステップをつなげていくことがイメージできるのではないかと思います。