ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

そもそも「TODO化」をしない仕事の速い人。その実情。

こんな記事を読みました。

diamond.jp

この記事で使われる「TODO化」は、タスクを自分ボール持ちの状態にしておくことのようです。大意は「仕事が発生したらすぐに手離れさせよう」ということです。よく分かります。

 

作業スピードを速くすること「だけ」ではない

記事中、こんなことが書いてありました。

「キーボードでこのショートカットキーを使うと、1秒速くなります」というコツばかり習得しても、解決にはならないのです。

分かりやすくするために、あえて極端な言い方をされていると思います。実際、ショートカットキーを覚えることは業務効率化に役立つことが多いです。

 

しかし、それのみではない、というのが著者の言いたいことだろうと思われます。

 

「そもそもやらない」「今すぐやってしまう」

では、作業速度を速める以外の方法とは何か。著者は「そもそもやらない」か「今すぐやってしまう」のどちらかだと明快に答えています。これも共感します。

 

タスク管理手法”GTD"でいえば、次のように言い換えられます。

  1. 「把握」フローに乗せない
  2. 「把握」「見極め」「整理」「選択」フローを素早く行う

2番目の例としてこんな内容が書かれています。

僕自身、取引先との商談で、新規事業の立ち上げ方などについて手順をアドバイスしますが、できるだけ相手に「ボール」を投げるようにしています。

「ここのサイトで見れば調べ方がわかるので、読んでみてください」と伝えて、「やってみます」といわれたら、相手にゆだねてしまうのです。

 

タスク管理ツール「タスクペディア」でいうと

タスクペディアでいえば、タスクとサブタスクの登録をして、最初のサブタスクをすぐに実行して、 ネクストアクションを先方ボール持ちのサブタスクとすることです。

 

先の著者の方の例「新規事業の立ち上げ方アドバイス」をタスクペディアにしてみました。

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最後に

著者は、最後にこんな文章を持ってきています。

仕事がどんな状況でも、基本的な姿勢としては、「自分のところにTO DOをためておかないこと」がとても重要です。手が空いていないと、新しい仕事もチャンスもものにできないからです。

 

手元にあるボールはどんな剛速球でもいいからぼんぼん投げれ!という意図は、おそらく著者にはないと思います。

 

以前書いたこの記事のように、相手が受け取りやすいようにボールを投げる意識は必要となります。

hochebirne.hatenablog.com

 

取りやすいようにボールを投げることは前提として、できるだけ自分ボール持ちでなくすことは、確かに重要だと思います。