ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

やったことない、難しいタスクは、逆算思考でうまくいく。

社長からのお願い

かなり前ですが、社長からだしぬけにこんなお願いをされました。

 

「全然ツテは無いんだけど、●●(会社名)の社長に会いたいから、アポ取ってくれるかな?」

 

法務担当の私は、社長秘書のようなそのタスクはやったことありません。しかし、大して抵抗感を覚えずに「いいですよー」と答えていました。

 

ということで、タスクを「把握」。
こんな感じです。
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逆算思考開始

最後にやるであろう行動を考えます。

 

「日時・場所を社長へ連絡」

 

そして、その1つ前には当然「●●会社に電話をかける」からのアポ取り成功が来るわけです。

 

「●●会社に電話をかける」

 

ここまでツールに登録します。こんな感じです。

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サブタスクが埋まらない!

さて、ここで悩みます。

 

誰かツテを辿って紹介してもらってつないでもらうのがよくあるのではないかと想像します。しかし、今回はまったくツテがないと言われているので、ハテ?と考えるのです。少し考えれば、「いきなり●●会社に電話をかける」しか打つ手がないことが分かります。

 

ここでありがちなのが、考えれば考えるほど手をつけるハードルが高くなってしまうこと。「いきなり電話して迷惑がられないか」「門前払いをうけないか」「その前にこちらに話を通しておいてください、などと面倒くさいことをさせられないか」とたくましく想像をめぐらせてしまい、「だからやりたくない」という方向に自分を誘導しがちです。

 

どうしたか

考えてもラチがあかないので、いきなりその会社の代表番号に電話しました。
そりゃもう最初はいぶかしげに対応されました……。当たり前ですよね。いきなり自分の会社に「社長に会わせて」と言ってくる電話、怪しいです。

 

当然の対応として、あちらさんの秘書から折り返しかけていただいてからご相談を、ということになりました。本当に私が名乗っている会社からの電話かを確認して、ということでしょう。

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そして、あちらさんの秘書から電話が無事(?)かかってきまして、スケジュールを調整してアポを取ることができました。

 

逆算思考でサブタスクを追加していく

今回はこれだけで終わりましたが、「その前にここにこれをして」「もっとその前にこちらにあらかじめ了承をとっておいて」といった感じで、サブタスクが後から追加されることがあるかと思います。

 

面倒だなと思いつつも、こうしてタスク遂行までの道のりができていくわけです。現在と完了時がサブタスクでつながっていないからといってやらない方向への引力に自分から引き寄せられてしまうのを防ぐことができます。

 

進めるか、停滞するか

ここでポイントは、とりあえず「●●会社に電話をかける」サブタスクをエイヤッと実行したこと。若干ハードルは高い気がしますが、それ以前のサブタスクが見つからなかったということもあり、覚悟を決めて進めることができました。

 

仮に、「●●会社の●●社長のアポ取り」というタスクを登録しただけで考え込んでしまっていたら、色々頭に浮かんでくる「やめようよ」「めんどうくさいよ」という内なる声に従っていたかもしれません。

 

次の一手のサブタスクが考えつかないときは、最後から一手ずつ逆算してサブタスクを登録していくと、いつか「これはやるしかないな」というサブタスクに出会います。いや、厳密に言うと、「このサブタスクなら、やらなきゃな」という覚悟ができます。

 

最後に

ツールを使うことで、この逆算思考を見える化することができます。頭の中でボヤッと考えている状態と違い、見える化させると「これは取り組まなきゃいけない」という本気度合いが少し上がるような気がします。

 

そんな感じで、自分のご機嫌をとりながらなんとかやっていくのが、実は肝なのかもしれないと考えています。