その道のエキスパートを前に、自分のしくじりエピソードとタスク管理に救われた話を。
先日、某人材紹介・派遣会社の方が主催される「産業領域メンタルヘルス研究会」に講師として登壇いたしました。
本日は、臨床心理士や精神保健福祉士、人事担当、会社経営者の方々の集まりへ登壇します。
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) 2018年9月20日
ADHD当事者の私がきちんと仕事ができるようになった経緯とその仕組みについてのお話を。
最大の難関タスク「大手町駅から地下ルートで新丸ビルに着く」をクリア!
どんな研究会?
2〜3ヶ月に1回くらいずつ集まり勉強会を開いていらっしゃるとのこと。この日は、
という、どなたをみてもその道のエキスパートな方々がご出席。そんな方々を前に、なんの資格もない有象無象の私が講座をするという恐ろしいことに。
登壇の経緯
そもそもなぜこの研究会に登壇することになったか。
こちらの勉強会がきっかけでした。
昨日は、EXP立川@exp_ship で利用者さんへタスク管理講座をしました。
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) August 3, 2018
その後開かれたEXP立川の勉強会に参加し、うつ病患者の家族コミュニティサイト エンカレッジ@2017encourage を運営する林晋吾さん@Hayashingo7 による「患者ジャーニーマップ」ワークをしました。これが面白いワークでした。
↓ pic.twitter.com/9qEFEFlBgj
グループでやることで、多角的にペルソナのストーリーを追体験できる、というワークでした。
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) August 3, 2018
追体験するまでもなく、私はほぼ同じ経験を2回していますが、あらためて「あのときはどんな気持ちだったかな?」「あのときに会ったあの人は今どうしているだろうか…」と振り返ることができました。
↓
私も、抑うつ症状が出たとき両親と妻の神がかり的な理解に助けられた自覚があります。
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) August 3, 2018
同時に、その心労はいかばかりであったろうかと思いを馳せてしまいました。
↓
とても共感したので頼まれもしない宣伝になってしまいました。ただ、当事者や関係者にとってかなり助けになると思います。
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) August 3, 2018
勉強会終了後の懇親会で、某人材紹介・派遣会社で再就職支援をされている精神保健福祉士の方と席が隣になりました。私の活動内容をお話ししたところ興味を持っていただき、自分が主催している研究会に講師として登壇して欲しいと言っていただきました。もちろん喜んで引き受けさせていただきました。
そして、ダダダッとパワポでスライドを作成し、当日をむかえて冒頭のツイートとなったわけです(説明をかなり端折ってますが、スライドはきちんと作りました)。
研究会での講座内容
講座の内容は、ざっとこんな感じです。
スライドを抜粋してアップします。
この内容を1時間強でご説明しました。みなさん食い入るように聞き入っておられました。
白熱の質疑応答
休憩も取らずに引き続き質疑応答タイム。皆さんからひっきりなしに質問をいただき、私なりの考えをひたすらお答えしました。質疑応答で1時間以上かかったでしょうか。このような会に参加されるだけあって、とても熱意を持って取り組んでおられるのが質問からガンガン伝わってきました。
むちゃくちゃ楽しかったー!
— 小鳥遊@クラファン中! (@nasiken) 2018年9月20日
皆さんご自身の観点から真摯に考えていらっしゃって感動してしまいました。
2時間以上ノンストップでしゃべり続ける自分の過集中っぷりと、その後の抜けがらっぷりは相変わらずで苦笑。 https://t.co/vCDX16sCXE
なお、私の特徴スライドの右下「集中し過ぎる」は、いまだ私はカバーできておりません。このスライドも直前の休日に集中して作りました。終わったあとグッタリです。
また、この研究会での発表も休憩なしで2時間以上一本勝負でしゃべり続けるという、これまた過集中のなせるわざをやり遂げてしまい、当日と翌日の体力が大変なことに。
集中するとすごいパワーを持つのですが、同時に体力をすごい消耗し、なおかつそれに自分自身が最中は気付けないのです。ADHDあるあるらしいです。いかんなく発揮してしまいました。
最後に
私の秘めたるパワーをいかんなく発揮してしまった(自虐)せいか、今後につながる嬉しいお話もいただくことができました。とてもありがたいことですので、今後もいかんなく発揮(注:ただし体力は鑑みることとする)して、より精力的に活動したいと思っています。