ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

グレさんにもタスク管理は効果抜群なはず。

発達障害グレーゾーンという本があります。

発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)

発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)

 

この本は、発達障害とは診断されなくてもほぼ発達障害と同様の特性を持つ方々のことをすくい取って提示してみせた、意義のある本です。

 

発達障害グレーゾーンこそタスク管理を

自分は幸いにも(?)ADHDの診断がくだりましたが、その程度はほぼグレーゾーン寄りではないかと思っています。自己判断ですが。

 

そんなグレさん(本書の中では発達障害グレーゾーンの方々をそう読んでいます)にはタスク管理はピッタリだと思うんですね。会社には行けて、仕事をすることができる。でも、仕事をするのに不得手な特徴を持っている。そんな人です。

 

具体的にいうと、割と抜け漏れがあったり、段取りが苦手、マルチタスクで手が止まる、先送りしてしまう、といった特徴です。

 

タスク管理は、その運用ルールを実践すれば、それらの特徴をカバーしてくれます。私としては、やらない手はないと思います。でもなかなか広まらないな、というのが私の率直な感想です。

 

「守り」より「攻め」のグレーゾーンに

どう頑張っても、仕事場に行くことすらままならない人もいます。でも、タスク管理を実践すれば仕事ができるようになるという層もいるはずです。

 

それが発達障害グレーゾーンと呼ばれる人たちではないかと考えています。

 

自分が苦手なことを苦手なままにして、ダメージを食らいながらやっとこさ毎日を送る「守り」の生活。それができているだけでも評価されるべきですが、そこから「攻め」に転じてみるのも大いにありだと思います。

 

攻めの姿勢とは何か。それは、自分の弱みを認めて、そのフォローやカバーを自分以外に求めることです。

 

最後に

これをお読みになっている方で、発達障害グレーゾーンの方もいると思います。日々の生活の中で、生きづらさを克服するための努力を重ねている方も大勢いると思います。

 

その努力の方向性をタスク管理に向けてみると、もしかしたら劇的に状況が好ましい方向へ変わるかもしれません。

 

冒頭でご紹介した発達障害グレーゾーンを読み、あらためて「グレさん、タスク管理を覚えたらかなりイケるんじゃないか?」と思った次第です。