仕事の整理「タスク管理」は、物の整理につながっていく。
胸を張って書けるようなことではありませんが、私は物の整理整頓が非常に苦手です。先日整理整頓が苦手な人の真理をひとつ発見しました。
「整理整頓」は、要らない物を捨てて(整理)、残った物を必要なときに取り出せるように配置する(整頓)だそうですが、私にとっての整理整頓は「移動」でした。これが「整理整頓が苦手な人の真理」のひとつです。
例えば、朝出かける前、ベッドの上に書類をバサッと置いたとします。帰宅したら、ベッドの上の書類を横の棚の上に置きます。棚の上には、すでにパソコンが置かれ、その上に畳んである服が積まれて、その上にベッドの上から移動してきた書類をそっと乗せるのです。
また、4,5日前に買ってきて部屋で飲んだ紙パックのオレンジジュースは、部屋の各所を移動した挙句、昨夜やっと台所に持っていって洗ってゴミ箱に捨てることができました。
これが分かる人は、私と同じ「整理整頓できない勢」ですね。仲良くなれそうな気がします。
ところが、これが会社では正反対になります。整理整頓をきっちりやっています。自分のデスク上は必要最低限の物しか置いておらず、社内の席替えは2分で終えることができます。また、社内共用の備品棚の整理をしたときには、自分ながら惚れ惚れするような整頓っぷりでした。
家と仕事場でここまで違うのはなぜか。
思い当たるのは、GTDによるタスク管理をガチでやっているかどうかです。もう本当に胸張って言えることではないのですが、会社の業務タスクは発生したらほぼ全てツールに入力しているのに対し、家での諸々はそこまで管理できていないのです。その違いが、物の整理具合に表れているのだと思います。
つまり、GTDの「整理」ステップができている度合いに比例して、対象のタスクが紐付いている物も現実に整理されるということです。
そこで、整理整頓できない勢にちょっとだけ言えることは、「整理整頓をきちんとしよう」と考えるのも良いですが、「仕事の整理としてタスク管理をやってみよう」と考えるのも一興かと。
ただ、漠然と「タスク管理をしよう」だとハードルが高すぎるので、タスクペディアを使ってGTDに沿ったタスク管理に触れるところからやってみるというのが、私が考える最適解です。
とかなんとか言っておきながら、部屋の物の整理をキチンとできていないのではないかと、もう一人の自分がチクチクやってきます。まずは、捨てられそうな物をまとめてゴミ箱に入れるところから始めたいと思います。