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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

タスク管理ツールは「そろばん」になるのか。

先日、未来のタスク管理やタスク管理ツールはどうなっているのかというテーマで考えました。

 

未来のタスク管理ツールは二極化

私は個人的に、二極化すると思っています。

  • タスクを把握するところに始まり「望むべき結果」と「達成までの手順」までワンストップで自動的に登録され、今自分がやるべき最適な行動が「これをやりなさい」と表示される。
  • 今のまま。あるいは、今のツールよりももっと手のかかる形。

 

より手のかからない方向への進化

今はなるべく便利な方にシフトしていっています。入力する手数が少ないように、記入する欄を分けて書きやすいように、です。

 

AIが幅を効かせるようになると、ほとんど何もしなくてもタスク管理ができるようになっていく、少なくともその技術は開発されるんじゃないかと思いますね。

 

ただ、それだと、自分の中にあるモヤモヤとした目的を明確に言語化して、そこまでのプロセスを明らかにするという作業を人間はしなくなります。

 

これがどう評価されるか。今現在の自分の感覚からすると、人間の持つ「成し遂げる力」が失われてしまうのではないかと考えます。人間は考える葦であるとは言ったものですが、極端な話「考える」ことを削がれていってしまうのではないか、と危惧しています。

 

ツールは進化するかもしれませんが、もしかしたら人間は退化してしまうのかもしれません。

 

より手のかかる方向への進化

そこで、人間のアイデンティティである考える力を鍛えて保持するために、あえて「考えさせる余白をデザイン」されたツールというのもありかなと思います。

 

その最たるものは、真っ白な手帳Evernoteのような、何もシステムが構築されていないものでしょう。自由度100%のツールです。

 

バレットジャーナル各種タスク管理に関するツールなどで、書き方や入力に関するフローは決まっているが、それでも自由度はある程度担保されているものも、ギリギリこちらのカテゴリに入るかと思います。

 

と、ここまで考えて、ふと「そろばん」の辿った道に考えが至りました。

 

そろばんは、もうほとんど使われていない

おそらく40年くらい前なら「そろばんやっておけば将来食いっぱぐれない」とまで言われるようなものだったと記憶しています。しかし、今そろばんを使って計算している人は皆無に等しいです。

 

おそらくその過程で、「計算機の方が速いけど、そろばんで頭使って計算しないと考える力がなくなっていくのではないか」と言う人がいたはずです。

 

デジャブ!

 

タスク管理ツールはそろばんと同じ道を辿るのか

では、計算タスク管理を同様に考えて、現在通用しているタスク管理に関するツールはいずれ使われなくなるのかと改めて考えました。

 

おそらく、今の我々では想像もつかないような新しいモノが生まれ、予想外のコトが起こるので、今のままではないだろうと思います。その意味では、そろばん同様の道を辿る可能性は低くないと思います。

 

最後に

ただ、だからといって今やるべきことを30〜40年も先のAIに託すほど先送りする余裕はないので、今置かれた状況で、今取り得る最適な方法で「やるべきこと」と対峙していく必要があるのは変わりありません。

 

大事なのは、「そろばん」に固執しないでおく心の余裕を持つこと、もっというと「想像もつかない、そろばんの無い世界」に好奇心を持ち続けることなのかもしれないなと思いました。

 

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