「メモを取れ」。何を書けば良いのか。
考えさせられるツイートを目にしました。
発達障害はメモがきちんと取れるかどうかで片付くほど単純な問題ではない!!むしろメモが取れない過程にこそ問題が絡んでいる。メモを取れというのは無責任発言もしくは無知な発言以外の何物でもない!!と言いたい…。
— レッド @ AutismSpectrumDisorder (@red_autism) 2019年9月16日
メモをきちんと取れずに苦しんでいる人が多いのに、支援機関でそのような訓練が一切なかった。メモを取る習慣がないのではなく、話を聞きながらきちんとメモを取れるような方法とか、メモをきちんと管理する方法とか、そういう訓練自体がなかった。
— レッド @ AutismSpectrumDisorder (@red_autism) 2019年9月16日
自分もなかなかメモが取れない派ですが、自分なりのメモの取り方があります。すべてのコミュニケーションに使えるわけではありませんが、仕事の指示を受けるときには抜群の効果を発揮します。それは、メモするべき項目を目的(内容)と期日に絞るということです。
特に、思考があちこちに飛びがちな人からの仕事の指示や依頼は、情報が錯綜してどうまとめたら良いのか分からなくなります。
話される情報すべてを把握して、それを要約して、必要な情報だけを書きとめることができれば最高ですが、それは私には無理でした。私の記憶のザルの目は荒く、言われるそばからポロポロと情報が落ちてゆくだけでした。
そこで私が実践しているのは、タスク管理ツールに必要な情報だけ書きとめることです。
上記の画面でいうと、「タスクペディアの始め方」企画というタスク名が内容、そして最後のサブタスクのウェブ会議の締切日3/21が期日です。まずはこれを優先的に聞き取ります。
さらに、考えつくのであれば、完了に至るまでのサブタスクを伝えてみて進め方を確認します。が、これは必須ではありません。
とりあえず、内容(目的)と期日だけ掴んでおけば、私は良いと考えています。それ以外の情報は、あとから聞き返しやすいのです。
漠然と「メモを取れ」だけだと、たしかに何をどう書き残せば良いのか分からないことが多いと思います。これは、発達障害の有無関わらずです。
メモすべき事項の絞り込みは、とりあえずの解決策としてはかなり有効であると実感しています。
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