ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

質と締切、どちらを選ぶ?

クオリティを追求すると、締切を破りやすくなりがちではないでしょうか。

 

「クオリティにこだわる」という言葉には、マイナスイメージはありません。むしろ質を高める努力として賞賛されます。

 

だからか、

 

締切は今日までなんだけど、もうひと手間かけるともっと素晴らしいものになる!

 

だから、締切を破ってもいいよね?

 

という考えが、多少なりとも誰にでもあるのではないでしょうか。

 

こちらの本では、その考えと正反対の「締切と質で迷ったら、締切を選ぶ」という話をしています。

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

たしかに、締切を破ってもクオリティをアップできれば、その時は相手や周囲の人は認めてくれるかもしれません。ただ、それがいつものことになってしまうと、「締切を守らない人」というイメージがついてしまいます。

 

孤高の芸術家であれば話は別ですが、そうでなければ、周囲との連携を大事に仕事を進めたいところです。そのためには、なるべく予定通りに仕事のパス回しができると良いです。なので、質より締切だなと思う次第です。

 

この選択には勇気がいります。「質を高められるのに、それをしない」という、自分の良心に背く勇気です。ただ、時間は有限なので、どこかで必ず折り合いをつけなければなりません。

 

これを習慣化すると、締切時からの逆算で仕上げる癖がつき、結果的にクオリティも上げやすくなります。

 

あえて一時(いっとき)、質を高めたいという自分の良心に背く勇気を。