そのうちタスク管理やツールは不要になるかもしれないけれど。
将来的にはAIが色々と人間の知的作業を代替してやってくれるとはよく聞きます。だから、タスク管理ツールはおそらく今のままではなく進化を遂げるか、あるいはツールどころかタスク管理自体が不要になる世界になるかもしれない。私はそんな将来は大いにあり得ると思います。
極端な話、会社にある業務の全てを記録にとって一か所にぶち込んで何かをどうにかすればできそうじゃないかと(すみません適当な表現で……)
手順書に書き出しましょうといっている拙著だって、そのうち「昔はこんなことしなきゃいけなかったんだね」といわれるんじゃないかと思ってます。
つまり、うまく仕事が進められないというタスク管理の悩みはそのうち解決されるんじゃないかということです。
でも、「そのうち解決できる」の「そのうち」はいつくるのか。ほとんどの人は分からないですね。
一方で、仕事がうまく進められない人の苦しみは「今」なんです。少なくとも、そのような悩みを抱えていた数年前の私は、今すぐにでもどうにかしたいと考えていました。そのときの私に「将来はAIがどうにかしてくれるよ」と伝えたとして気休めにもならないでしょう。
私は、タスク管理が担っている役割はいずれ人間の手を離れ、タスク管理に関する知見の価値はなくなるかもしれないと思うときがあります(形を変えて存続するかもしれませんが)
それはそれとして、今私が向き合っていきたいのは、今悩みを抱えている人。本を書いているときに常に考えていた、昔の自分が置かれていた状況・気持ちを思い出して、今やるべきことを見極めていきたいと思います。