割れそうな風船
小さい頃「お笑いマンガ道場」という番組が好きでした。
お笑いマンガ道場の思い出
番組内容は、アナウンサーが司会進行、プロの漫画家2人、タレント2人が回答者となり、漫画による大喜利を行うというもの。
その中で、回答を書く間中、空気の入り続ける風船を持っていなければならないというコーナーがありました。
回答が終われば次の回答者に渡せますが、時間がかかると自分の手元で割れてしまうというスリルが加わり、画力や発想力だけでは勝てないゲームでした。
仕事の地雷化の恐怖!
上司から、ちょっとどうすればいいのか分からない仕事を頼まれました。
誰かに聞いたり、協力してもらえばできそうです。
うーん、じゃあ、じきに誰かに聞こう。とりあえずこれは後で。そうしてこの仕事は記憶の奥底へ沈んでいきます。
ある日、上司から「この件できた?」と言われ、「すみません、やってません」「明日までだぞアレ!」「!!!すみません!すぐに取りかかります!」
……協力をお願いしようと思っていた人が、そんな時に限って休み。
万事休す。
割れる前に次の人へパス!
先の例は極端でも何でもなく、私がほぼ日常的に体験した話です。なので、筆の進むこと進むこと(笑)
今我々がやっている仕事、ほとんどが他人と協力して行う類のものです。自分だけで発生から完了まで担うことは、あまりありません。
誰かから送られてきた仕事は、自分の次の誰かに渡すことになるということになりますが、お笑いマンガ道場のこのゲームに似ているなと思うことしきりです。
特に、
自分の手元に長期間置いておくと、後の人の残り時間が少なくなってしまう
長期間、自分の手元に置いておき過ぎると、そのうち風船(=仕事)が破裂(=締切が来る)してしまう
こんな所が似ているなぁと思います。
手元で割らないために
自分のところで風船が割れるということは、仕事で言うと締切までに仕事が出来なかったということ。
「割れる!割れる!」とキリキリして、結果割れてしまったら、仕事をやる人としての評価も、自己評価も下がります。
自身の喪失につながり、自分で自分を貶めてしまいかねません。
ここで、GTDのタスク管理が生きてきます。
やり方がわからない仕事を振られた場合、自分でやり方を考え込むより、誰かに振ってヒントをもらって自分に返してもらう方が早かったりしますね。
これ、手元の滞在時間は少なくなります。
また、小タスクへ分解して完了させる形でタスク管理をしていれば「とにかくこの作業だけやれば風船を渡せる!」と、仕事を前に進めるモチベーションにもなります。
こうすれば、自分の手元で風船を割らずに済みます。
すぐ手を付けるメリット
これが「すぐに手を付けるメリット」というものだと思います。
タスクを分解し、手を付けやすくし、すぐに完了させて次に進む。仕事はこの繰り返しだなと思っています。
まさにこれを実践するのがGTDです。
大きな仕事は、小さなタスクに分解することで完了までの見通しをつけます。
1つ1つのタスクを明確化、具体化することで、仕事の難易度を下げ、自分のモチベーションも上げられます。
まとめ
風船が回ってきたら、すぐに次の人へパス!ずっと持っていたら必ず手元で割れる。ダメ!ゼッタイ!
次の人へ回しやすいよう、タスクを細分化!やりやすい形になるだけでなく、手を付けようとする自分のやる気もアップ!