自由時間は自由ではない
ライフハックに興味のある人なら誰でもご存知、シゴタノ!の佐々木正悟さんが次のような記事を書いていました。
自由時間というものは存在しない。では、どうするか?
例は家庭的ながら、とても哲学的なアプローチで、思わず唸りました。
「自由時間」と我々が認識している時間、あるいはその時間の過ごし方は、実は全然自由ではない、というもの。
1人残らず、その時間に発生している出来事、その人の体調、置かれている場所、状況などの影響を受けるので、本当の自由ではないんですね。
確かに、暇だから寝るか!と言ってベッドに向かう時は、暇という状況に引っ張られて、寝るという行為をしています。
そこに「もしかしたら、あまり寝たくはないんだけど」などと思いながら寝るのであれば、本人の自由意志による行動ではないわけです。
ただ、この自由は、究極的な自由であって、まず実生活ではお目にかかりません。
私が自由を感じるのは、取るべき行動の選択肢が幾つかあって、それをどれでも選択できる時です。これを仮に現実的な自由と言います。
その逆、不自由を感じる時どんな時でしょうか。
1つは、選択肢が1つしかない時。
もう1つが、取るべき選択肢が分からず、身動きが取れない時。
2つ目が重要かと。
現実的な自由を実現するためには、選択肢を複数用意する必要があり、そもそも今自分にはいくつ選択肢があるのか把握しておかなければならない。
不自由さという束縛やストレスから解放されるには、自分の選択肢を把握し、選べるようにする必要がある、ということになります。
G今自分の抱えている全タスクを把握し、それらについて次に取るべき行動を具体的にする、というGTDの基本理念がピッタリ当てはまります。
考えていて、おお!つながった!と嬉しかったので、書いてみました(笑)
いろんな事を見聞きすればするほど、GTDのアプローチはいろいろな事に応用できるのを実感する毎日です。