ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

記憶力への過信

前回に引き続き、ライフハック界の有名人、佐々木正悟さんMC、倉下忠憲さんゲストの「のきばトーク」第2回の感想です。

のきばトーク第2回

倉下さんが印象的な言葉をおっしゃっていました。

記憶力が低い人は、低いことすら忘れるので、自分は記憶力が高いと思いがち

それに対する佐々木さんの「辛辣ですね(笑)」というコメントもまたウンウンと頷きました。

この理論で言うと、自分は記憶力が高いと言っている人が本当に高いのかどうかが分からなくなりますね。嘘つき民族と正直民族のクイズを思い出しました。

私は、正真正銘、記憶力が低いです。
小学生の時、駅の乗り換えの際、座って待っていたそのベンチにカバンを忘れて帰宅し、母親に「カバンは?」と言われて初めて手ぶらで帰ってきたことに気がつく、といったかなりのレベルです(笑)親はきっと「この子はこれからちゃんと生きていけるだろうか?」とため息をついたと思います。

そんな私でも、学生の時はある程度勉強では成果を出したので、うっかり自分のスペックの低さを忘れておりました。

社会に出てそれが露呈しまして、そういえば自分は記憶力(のみならずその他色々な能力)が低かったんだなぁと改めて思い知りました。

そこで、もう自分はハードディスクのないPCのようなものだと思って、記録媒体の代わりになるようなものはないか?と考えたことから、タスク管理ツールが出来上がりました。塞翁が馬ですね。

逆に記憶力への懐疑という姿勢を持ち始めたのが良かったんだと思います。

データは忘れるということがありませんし、何より自分が忘れるかもしれないという恐怖から逃れられます。

GTDの家元、デビッド・アレンさんも、脳は記憶するためにできているのではないと言っています。大いに共感します。生半に記憶力が良くて変な自信を持たないで良かった(笑)