GTDを続けられないとき
多分、ライフハックとかタスク管理とか言っていられないほどの極限状態で仕事をしている人は、正直それどころじゃないって!と思いますよね。
そんな人に対しても「それでもね、なんとか頑張って時間を捻出して、タスク管理ツールを更新するんだよ、ほら、収集、処理、週次レビュー!さんハイッ!」とか言うまでの純粋で正しい瞳を私は持ち合わせておりません(笑)
そういうときにはどうしたら良いか。
分かりません。
月並みですが「頑張ってください」「身体を壊すようなことは無いように願っています」くらいしか言えません。
余程優秀か、余程ブラックな就業環境にいるかのどちらかでしょうね。
そこまでじゃないけど、GTDが続かない場合はあります。
それは十中八九「タスク管理の記録の更新が面倒臭いと思うとき」だと思います。
それに対しては、私は「それでも記録しよう。タスク管理ツールを更新しよう。」と、口を酸っぱくしてでも言わなければいけないと思っています。
世の中には、タスク管理を手助けする便利なツールがいくつもあるようです。
私の不勉強で、たすくまやTaskChuteなどのタスク管理アプリは未経験ですが、いずれも自分が入力しなければいけないことは変わらないと思います。
AIが発達して、自分のするべき仕事を全て先回りしてタスク管理ツールに表示してくれる夢のようなシステムが出来上がったら別ですが。
逆に、そんなAIが出現するくらいまで科学技術が発達したら、もうその仕事は人間がしなくても良い世の中になっているかもしれませんね。
閑話休題。
私達が必死こいて仕事をしている現在は、やはりタスク管理は必要で、そのために、自分の行動の記録を取ることは必要です。その努力を怠っては、タスク管理の向こう側に行くことは不可能です。
タスク管理の向こう側とは何か?
私の感覚で言えば、GTDの「水のように澄み切った心」、会社を出たら綺麗さっぱり仕事のことを忘れられる状態のことだと思います。
そして、今現在、タスク管理の向こう側を体験している人はたくさんいます。そうでない人に比べてはるかに生産性の高い、自分の思い描いている夢に向かい、しかもそれらを次々に実現していく、充実した日々を送っている人たちです。
彼らは彼らなりの勝ちパターンを持っていると感じます。
少しずつでも、いったん勢いがついたら、ひとりでに「タスク管理の向こう側」へ転がりだします。
その「いったん勢いがつく」状態まで我慢できるかどうかが、GTDを続けられるかどうかの分かれ目です。
100%頑張らずに、少しずつ、10あるタスクの3つでも5つでも良いのでGTDのフローを回し続ける。このくらいがちょうど良いのではないかと思っています。