GTDはゾーンを生み出す
「考えるべきことについて考えていないこと」が大切なのだ。
(「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」)
自分の経験からすると、GTD始めてから明らかに仕事の処理速度が上がりました。
厳密に言えば、思考があちこちに飛ばず、1つのタスクに集中できるようになったという感じです。
思考があちこちに飛ぶというのは、ほかのことを考えてしまうことの他に、気になってメールを見てみたりすることも含みます。
「考えるべきこと」というのは、他のタスクについての気がかりなことです。
つまり、「考えるべきことについて考えていない」状態というのは、気がかりなことに左右されずに、今向き合っているタスクに集中できる状態ということです。
これが完全に他のことが気にならなくなる状態にまで達すると、いわゆる「ゾーン」と呼ばれる、集中の極地のような状態になります。
そこまでではないものの、GTDはゾーンに似た状態を実現すると思います。
私は法務を担当しており、長くて複雑な内容の契約書を読み込むときもあります。
そんな時、頭の中に雑音が多いと、まるで条文が入ってきません。
GTDをしている今は、今契約書を読むぞ!という時に、割と簡単に内容を読み込むことができています。
これは、一種のゾーンなのではないかと考えています。
そして、以前はあれほど気が散ってどのタスクも手付かずになっていた私が、今はそんな風に集中できているのは、多分タスク管理のおかげじゃないかと思っています。
多分、と付いているのは比較できないからなのですが、では比較できるようにしてあげましょー!と神様が現れたとしても、遠慮しようと思います。