どのタスクから着手するかが難しい
先日、QCサークルの女子に、GTD実践プロジェクト説明会デモを行いました。
その子は、キチンと収集→整理・処理→実行→見直しの概念は分かってくれましたが、いざ「自分の行動待ち」タスクを目の前にしたところ、題名の感想が出てきたのです。
GTDの開祖デビッド・アレンは、そこは「直感で良いよ」とだけ言っていたので、気休めの意味も含めて「直感で」と話したところ困ったような顔になり、考え込んでしまいました。
私は、「直感で選ぶと良い」というデビッド・アレンの説明がしっくりきたタチなので、ああこれは盲点だったと思いました。
すぐに、選択基準の例をいくつか挙げました。
・締め切りが近い順
・工数がかかる(と思われる)順
・簡単そうな順
・難しそうな順
・リストの上から並んでいる順
GTD習熟者から見れば「どれから手を付ければ良いかわからない」と逡巡している時間こそがもったいないんだ!とか言われそうですね。
私も「とにかく何でも良いから手を付ければいいのでは?」と考えているのですが、それは、人それぞれ。
まずここで自分なりの方法論(締め切りが近い順にしたり等)を決めて、手を付けて、仕事が片付いていく実感を得てもらうのが大事なので、彼女なりの進め方でやってもらうことにしました。
確かに、目の前に、すぐ手がつけられるタスクがいくつもあったら、何からやろうかと迷うものですよね。
私も、目の前にラーメンと餃子とオムライスとプリンと寿司とカレーと牛丼があったら、何から食べて良いのか悩みますから、彼女の気持ちは良くわかります(笑)