GTDはストレスを軽減するが、ただそれだけで良いのだろうか。
キラーストレスというNHKの番組の第1回を観ました。ストレスは時に人を殺すのだそうです。怖いですね。
ただ単に「ストレスを感じると気分が悪くなって、何だか分からないけど身体に影響がある」程度の理解してしていませんでした。
それが違うようです。現実的に、ストレスは死ぬレベルの疾患を引き起こすのだそうです。
ストレスを感じると、ストレスホルモンが体内に放出されるメカニズムになっています。
その結果、
血管が収縮して高血圧になり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になる。
誰でも体内に持っている物質がストレスホルモンとくっついて、血管を破る物質になる。
苦労は買ってでもしろという言葉があります。過去の経験がものを言う場面もあります。修羅場をくぐってきた人は強いですね。
でもそれは同時に自らの寿命を縮めることになっていたのかと思いました。
GTDの目指す「水のように澄み切った心」は、こうしたストレスから解放された状態だと考えます。
であれば、GTDを生かしてストレスフリーな環境で仕事をすれば、健康で長生きできる、ということになります。
それもまた1つの答えかもしれませんが、私は、じゃあ何のために生きているのか?と考えてしまいます。
趣味のためなら、仕事のストレスを極限までなくすのもよい。
仕事が生きがいだったら、それによるストレスは甘受する。
育児に懸けるのであれば、仕事や趣味による負担を、どんな手を使ってでもなくす。
ストレスを受けずに成長はあり得ないと思います。すべての活動領域において全てのストレスを無くすことを目指すのはナンセンスです。
ただ単に「ストレス怖い」ではなく、
「このストレスは自分の成長の糧」と考える。本当に自分が受けるべきストレスを見極め、それ以外の負担を少なくする。
必要なストレスはかけるべき。それ以外の無駄なストレスをなるべく省くのが重要。
そのためのGTDだと、このテレビ番組を観て思いました。