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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

【シゴタノ!セミナー】「タスクシュートとマインドフルネス」に参加してきました!

シゴタノ!(@shigotano)の大橋悦夫さんと、このまま一生β版というブログを運営されている中島紳(なかしま・しん)さん(@Moyori)の対談イベント

「タスクシュートとマインドフルネス」http://cyblog.jp/modules/weblogs/23626

に参加して参りました。

 

お二人のブログはこちら。

 

シゴタノ!(主催が大橋さん)

http://cyblog.jp/modules/weblogs/

 

このまま一生β版

http://gtdfun.com

 

「シゴタノ!」も「このまま〜」もタスク管理界隈では有名なので、王と長島の野球教室に行く野球少年のような気持ちでいそいそと出かけました。

 

部屋の中に入ると、Twitterの「ひらめきメモ」で有名なF太(@fta7)さんもいて、私にとっては「王・長島の野球教室にイチローがいた!」ような贅沢なイベントになりました(笑)

 

内容は追って公開されるとのことで、私が印象に残っている点を。

 

中島さんの今後の目標が自分とリンクして勝手に喜ぶ

 

中島さんの紹介で 「(自分の所属する会社の)社員にタスク管理の文化を浸透させ、ストレスフリーな職場を作るのが目標」とあり、まさに私の目指しているものの1つだ!と嬉しくなりました。

タスク管理は、もちろんプライベートでも役に立ちますが、やはり仕事がメインですよね。

 

マインドフルネスの和訳の適切さに驚く

 

マインドフルネスは、わかりやすく言えば「今ココに集中していること」であり、日本語では「念」と訳されるのだそうです。

 

「念」という字、分解すると「今」「心」!

おお!(笑)

 

マインドフルネスとは何ぞや?を改めて確認

 

マインドフルネスとは、今の自分に集中して、余計なことを考えないことなんですね。

 

私自身の嫌な思い出として、家に帰ってからも仕事上の嫌なことが頭から離れずなかなか寝付けない、早く起きてしまう、ということがありました。

 

この時の私に、マインドフルネスを教えてあげたかった・・・。

 

そして、マインドフルネス類似の状態としてGTDの有名なアレ「水のように澄み切った心」というフレーズが。

 

キター!(≧∇≦)

 

すっかりGTDに依存している私にとって、GTDの話題が出るだけで喜んでしまいます(笑)

 

マインドフルネスを実現する「瞑想」について

 

マインドフルネスを実現する方法として瞑想がよく取り上げられますが、別に型は決まっていません。

 

走ることだったり、食べることも立派な瞑想になり得ます。要は、五感を使って今自分に何が起こっているのかを感じ、それに集中することが瞑想なんだそうです。

 

中島さん、食べる瞑想をしたところ、よく噛むようになったとのこと。よく噛んで食べなければいけない私にとっては、「ここでもか……」と心の中で苦笑。

 

瞑想CDをみんなで聴く

 

単音の「ビー」というブザー音が継続して鳴り、それが止んで鈴(りん)がチーンと鳴るという、タモリ倶楽部に紹介されそうなCD。大橋さんはこれを使って瞑想をするとのこと。これを聴くと、ブザーで他のことが考えられなくなり集中して、沈黙の後の鈴の音で「無心」になる、というものでした。

 

確かに、効果はありそうです。色々なことが頭に思い浮かんで寝られない時に「あーーーー」と頭の中で発生し続けると寝やすくなると聞いたことがあります。それに似た原理なのかと。

 

瞑想の方法や効果は人それぞれ

 

世には瞑想の効果を説明している本等が多くありますが、結局どんな方法であっても良いし、自分が「無心になった!」と思えればそれで良いんじゃないかと思います。

 

私は趣味でクラリネットを吹いていまして、オーケストラの中で吹いている時はまさに「音楽より他のことは考えていない」状態です。これもマインドフルネスを実現するための瞑想行為だと思っています。

 

そして、自分の取り組むべき仕事に没頭できる仕組み、タスク管理、GTDも、瞑想の1つと言えるのではないかと考えています。つまり、タスク管理に成功している人は、すでにマインドフルネス状態なんだと思います。これは割と本気で思ってます。

 

中島さんは「実は大橋さんはすでにタスクシュートによってマインドフルネス状態なのではないか」との自説をお持ちです。

 

タスク管理とマインドフルネスの関係

 

イベントでは、補完しあうものと説明されていましたが、私にとっては、ほぼ同じではないかと、今は考えています。

GTDで言えば、GTDの目指す「水のように澄み切った心」はマインドフルネスに近いものなので、マインドフルネスを実現する方法論の1つとしてGTDのフローがある、と考えられるからです。

 

顕在意識と潜在意識

 

GTDでの「収集」のフローで、心の奥底にあった気がかりなこと(潜在意識)を拾い上げてタスクとして把握(顕在意識)する方法論としての瞑想という話もありました。

確かに色々出てきそうです。

私の場合は、暗い過去がたくさん出てきてうわぁー!となるかもしれませんが(笑)

 

瞑想中にイイコトを思いついたら?

 

書き留める派とそのままにしておく派に分かれました。イイコトが収入に直結するかしないかで別れたように思います(笑)

私は、もし瞑想をしたとして、その最中に何かアイディアが思い浮かんでも、それをすぐに書き留めることは、場合によりますが「しない」派だろうなと思います。

 

1日の知的生産活動力の上下を把握することの大切さ

 

これは一番大事だなと思ったことです。

縦軸にその活動力、横軸に1日の時間を設定して、朝起きてから時間の推移とともに自分の知的生産活動力がどのように変化するかを知っておく、ということを大橋さんはやっておられました。

 

朝は脳が活発なので、朝のうちに頭を使う仕事はやっておきましょう、というアレです。

 

「大事な仕事を(自分の活動力が落ちる)夜にするなんて失礼」という大橋さんの仕事に対するストイックさとタスク管理に対するマニアックさに舌を巻きました。

 

仕事の性質によって、パズルのように「この仕事はこの時間」という具合に割り当てていく考え方、とても参考になりました。

 

何も考えず、午後に頭を使う仕事をやる予定を立てて「どうも頭の働きが悪いなぁ。でも今やらなきゃいけないから頑張るぞ!」はナンセンス、というわけです。

 

仕事のスケジュールを固定化して、自分を叱咤するのではなく、自分のペースに仕事のスケジュールを合わせる。新鮮な考え方でした。

 

定期的に感情を記録する

 

自分の活動力の遷移を分かるため、大橋さんは3時間おきに自分の気持ちをつけているとのこと。これによって、自分はどのような時にどんな状態になっているのかが記録により分かる。

 

自分をよりよく知る、良い方法だと思いました。

 

タスク管理を語る楽しさ

 

自分の熱中していることを、熱中している人同士で語ることの楽しさを存分に味わうことができて、本当に至福のひと時でした。

 

熱中できることについて人と語るって、いいもんですね。

 

そんな場を作っていただいた、大橋さん、中島さん、その他参加者の皆様に感謝いたします。