タスク管理にまつわる「○○の壁」
タスク管理と言うと「冷たい」「人間の血が通っていない」という印象を持っている人がいます。
こう考えさせてしまうのは、タスク管理を説明する側の手落ちでもあると思うのですが、そもそも「タスク管理は血が通っているべき類のものではない」と考えています。
もし、「血が通っていない」が嫌悪感の表現だとしたら、それは自分の行っていることが見える化され、分析され、ともすれば今の自分の方法論、しごとのやり方を変えることになるかもしれないということに対する、そこはかとない恐怖感がそうさせるのではないかと思ってます。
私が勧めている方法が、タスク管理の中でもGTDという方法論であり、しかもそのGTDを会社の内勤事務に合うように特化したようなものなので、例えば外出の多い方々にとっては馴染まない手法なのかもしれません。
もし可能であれば、GTDの根底にある精神的土壌のようなものから説明したいのですが、まずそこまでの時間な余裕が、説明される側にありません。
また、使っているツールが小難しく見えてしまうことや、フローの存在が、ますますとっつきにくくしているのではないかと思っています。
毎日の生活に不自由を感じていなければ、仕事術などは見向きもしない人が多いですね。そういった人達は、「ほーすごいね。けど、うん、僕は大丈夫」と、避けますね。本当に必要ではないんだと思います。
日々の生活、特に仕事で行き詰まっていた私のような人間にとっては、四の五の言わず「やってみなはれ」精神で取り組めたのが功を奏したのかもしれません。
闇が深いほど暁は近い、とはこのことかと思っています。