何でも来い!になる準備
GTDの開祖デビッド・アレン著「ストレスフリーの仕事術」にこんな節があります。
すべてのプロフェッショナルたちの評価基準項目に組み入れたらいい(略)人生のスキルがある。(略)いざというときに、素早くリラックスし、次にすべきことに集中することができる能力である。
(注:太字は小鳥遊による)
それに対して本書では、空手家を例にとって、その人なりの「型」があることの重要性を説いています。その人の勝ちパターン、あるいは、心構えとでも言うべきでしょうか。
確かに、武術に長けた人が戦う時は、ある一定の「構え」がありますね。相手がどこからどのようにかかってきても対応できるような姿勢です。
その武術家がその姿勢「型」「構え」をとると、もうすでにその人のこと勝ちパターンに引きずり込まれているという寸法です。かっこいいですね。
デビッド・アレンは、仕事に対しても自分なりの型、構えを作り出そうと言っています。
どんな仕事が降ってきても対処できる準備を整えておく、ということでしょうか。
GTDでは、どんなタスクに対してもフローは同じです。タスクを収集し、整理・処理して実行。そして見直し。これこそ、彼の言う「型」「構え」なのでしょう。
そして、そのフローを身につけることで、物理的具体的な仕事の処理方法だけでなく、他のタスクに気を取られずに今目の前にあるタスクへの「気の集中」ができるようになり、精神的な構えも身につけられる、ということでしょう。武術の達人が戦いに際してとても冷静であるように。
私も、これだ!というタスク管理手法GTDと、その方法論を自分なりにカスタマイズして実現するツールがあることで、デビッド・アレンの言うことが「もしかして、このことかな?」と分かるようになりました。
イメージがかけ離れているので違和感があるかもしれないのですが、共通するところもありますね。
ただ、タスク管理は痛く無いです(笑)