ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

簡易インボックスとしてのノートの活用

使っているツールは1つ?

私は自分で作ったエクセルのタスク管理ツールのみを使用しています。GTDの「次やることリスト」「プロジェクトリスト」「連絡待ちリスト」「いつかやりたいことリスト」「カレンダー」の要素が全部詰まっています。物の整理が大の苦手な私にとって、情報の一元化は必須であり死活問題なのです。

 

しかし、仕事をしている時の私の机上には、パソコンと私の間に、メモを取るためのノートがいつもあります。

 

あれ?これって、ツールのひとつではないか?

 

ノートの使い方

ノートには、ちょっとしたメモや思考を整理するための走り書きや図表を書いています。カテゴライズするなら「落書き帳」として使っています。

 

そして、一度に多数のタスクが発生した時は、ひとまずノートにタスクのキーワードのようなものをササッと書き出します。その後、改めてエクセルに入力します。

 

これは簡易なインボックスと言えるのではないでしょうか。インボックスとは、GTDでは、とにかく頭に浮かぶことを区別なくポイポイ入れる受け皿という意味合いで説明されています。

 

うん、使っていますね。ただ、ノートに一時的に書かれたタスクは必ず速やかにエクセルへ入力されるのと、そもそもそこまでの対応が必要なほど一度に大量のタスクが発生することが多くないのとで、ノートの簡易インボックス的な性質を無視していました。

 

短期記憶すら外部に頼る

同時に、この簡易インボックスという考え方は、短期記憶が不得手な私にとって大事なことだと気が付きました。

 

普通なら「ちょっとこれは頭に入れておこう」という類の情報でも、私の場合は必ずメモします。もちろんタスクであればエクセルに入力します。覚えておくという行為をできるだけ避けるようにしています。そうすることで、短期記憶の弱さをカバーするようにしてあるんだな、と後になって分かりました。これはもう自分の弱点を無意識に守ろうとする動物的カン、と言えるかと(笑)

 

自分の脳を信じないことで生まれる自信

こうして徹底的に自分の記憶力を信じないと、もしかしたら自信喪失につながってしまうのではないかとお思いかもしれません。実は逆です。自分の脳を信じなければ信じないほど、忘れる心配から遠ざかることができ、自信が大きくなります。

 

エクセルのタスク管理ツールへの入力のために生まれるタイムラグの間に、把握すべきタスクが抜け落ちる可能性があります。そこを埋めるために、タスク管理における役割でも、現実の空間的にも、私とパソコンの間にはノートがあります。どこにでもあるありふれたノートですが、これも私の大事な存在です。