面接で言った、たった1つの社長へのお願い
情けない話
自分でもとても扱いづらい人間だなと思うのは、私は怒られると思考が停止してしまうので、使い物にならないんですね。いい大人の言うことじゃないんでしょうが、これはもう致し方無しです。
なぜ怒られると思考停止するのか
子供は語気の強さにショックを受けて泣き出します。さすがにあの要素は多くないです。自分が間違っていたと否定されること、それによって目の前の人や周囲の人達に迷惑がかかること、これが申し訳ないと強く思い、自分に強く失望するという経過を辿ります。その結果「なんて自分は駄目なんだ」と大きく落ち込み、それ以外考えられなくなります。これにて思考停止の完成です。
面接でいった社長へのお願い
そんな特徴(弱点?)を持っている私は、今の会社に入る最終面接で社長とこんなやり取りをしました。ほぼ意思確認のみで、社長との顔合わせのような面接でした。
社長「何か気をつけて欲しいことある?」
私「そうですね……怒らないで下さい」
社長「わかった(笑)」
怒られない
そんなこと言っても会社に入れてくれ、さらにありがたいことに、社長はとても気を遣ってくれています。今まで「もっとこうしよう」という提案や意見はくれますが、いわゆる叱咤されたことはありません。社長は体育会系なので、どんなにか怒鳴りつけたかっただろうに、その時の約束を守ってくれています。
怒られ対策のためのタスク管理
私も、なるべく怒られない、怒られても思考停止に陥らないようにしています。タスク管理はその手段として私の中で最も重要なものです。
GTDに沿ってタスクをしっかり収集して把握し、その目的を見極めて、業務タスクを分解して実行することで、抜け漏れがあったり、自分の思い込みで間違った考えをしていたりということは格段に減りました。
怒られるべきなのか?
人は怒られて成長するとよく聞きます。そういう意味では、私は成長することを放棄しているのかもしれません。高いプライドがあってそれを守りたいだけかもしれません。
今まではそこを無理して「うまくいっている感」が時間とともになくなっていました。それが、今は消えることはなく継続しています。それを大事にしたいと考えています。面接の時に言った「怒らないで下さい」という言葉は、情けない一言ですが、確実に今の私を救ってくれています。