ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「強みを伸ばそう」の罠

強みを見つける?

よく「弱みをなくすより、強みを伸ばそう」と言われますよね。伸ばしたら大きな威力を発揮する強みがあれば問題ありませんが、果たしてみんなそうなのか。全員が強みだけ伸ばせば良いのか。

 

弱みは弱みでは?

正直な話、弱みをなくすことができたら、それに越したことはないと思います。よほどの才能に恵まれない限り、その才能だけ発揮していれば良いという場は提供されません。

 

仕事をする上での基本的なことは最低限できていなければいけない。それが自分の弱みと直結するなら、直さなければいけないのではないか。

 

直せるのなら直したい

仕事をする上での「段取りがつけられない」「先送りをする」「抜け漏れ」といった私の弱みは、どんな仕事に就いていても基本的なことで、直すべき点でした。

 

いくら他に自分の得意なことがあっても、それはそれ。その得意なことだけで食っていけるのでなければ、自分の弱みは直さないと、仕事を続けることすら難しくなります。

 

特に真面目な人であれば、できないことばかりに目がいってしまい、周囲の温かいヘルプがあったとしても、勝手に自滅していきます。

 

どうにか折り合いをつけることはできるのかもしれませんが、できるなら直したいというのが本音だと思います。

 

タスク管理で直す

 私の経験では「少なくとも会社で求められる、仕事をやる上で必要なこと」は、いくら弱みがあったとしても、矯正することができると思います。

 

仕事で求められることは、結局「やることを依頼されて、それを求められる形で、締切までに確実に完成させる」というものですね。

 

それらがきちんとできるようなノウハウを集めたのがタスク管理だと、実践してよくわかりました。

 

依頼された仕事は記録して忘れても良いようにしておく、複数の段取りに分けて取り掛かりやすくする等、確実に物事を成し遂げる方法が、タスク管理では具体的に説明されています。

 

強みだけでなく弱みもね

強みだけ注目すれば成功するような誤解をしている人は、もしかしたら多いかもしれません。また、実際それでどうにかなる人もいます。ただ、自分の場合は、強みを発揮する前か同時に弱みを潰しておかないと、とても胸を張って強みを発揮する気持ちにはなれませんでした。弱みを潰さないと、強みを発揮できなかったのです。

 

だから、自分の弱みにもあえて目を向ける必要があると思っています。そして、私と同じ弱みを抱えている人は、タスク管理でかなり矯正できると私は確信しています。