仕事を段取りに分けるメリット
タスク管理では、仕事を小さな単位(段取り)に分解しよう!と勧めます。まずここでタスク管理を始めたばかりの人は面倒臭さの壁にぶち当たります。なんでそんなことをしなければいけないのか。目的さえはっきりしていれば遂行できるんじゃないか。そんな風に考えるようですね。その面倒臭さを超えて得られるメリットを考えました。
メリット①
最初の行動から仕事が完了するまで小さな段取りに分けることで、「この順序でやっていけば、この仕事は終わる!」という安心感を得ることができます。
メリット②
最初から最後まで段取りで埋め尽くさない場合でも、「今やっている作業が終わったら次のやるべき行動は何か」くらいは分かります。それを続けることでいつか完了にたどり着きます。そうすることで、1つ1つ確実に進めることができます。
メリット③
いったん小さな段取りまで細分化して 完了させた仕事の記録は、今後同様の仕事が来たときのための自分用マニュアルになっています。
メリット④
個の仕事をこの手順で完了させたという証ができ、他人に突っ込まれたときの防衛手段として有効である上に、何より「自分はこれをやってやった!」という自信の源になります。
よほどの異常性を持っていない限りは、複雑な要素が絡まる仕事を、脳の記憶と思考だけを頼りに抜け漏れなくやり遂げることは難しいと言えます。
これらのメリットのある、タスク管理における「段取りへの分解」は、単純作業にとどまらない仕事を大量に短時間でさばく必要がある我々現代人にとっては、仕事をするための基礎、土台だと考えて良いと感じます。