ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「あえて終わらせない」仕事術

終わりを意識しない

タスク管理界の金字塔「TaskChute」を開発した大橋悦夫さんのツイート。

終わりを意識すると途端にしんどくなるので、あえて終わらせないと決めると、そのしんどさがなくなって取り掛かりやすくなるという話です。さすが大橋さん。

 

終わりを意識するしんどさ

大きな仕事をドン!と持ち込まれると、その大きさにしんどくなりますよね。これは、その仕事の終わりを想像して、そこまでの過程の長さ、あるいは過程の分からなさまで考えがおよんでしまい、徒労感を覚えてしまうというものではないかと思います。

 

終わりを意識せずに終わらせる

仕事は着手したらこっちのものだという話はよくありますね。一度取り掛かったら、まるで一漕ぎした自転車のように進んでいく感覚があることが多い。目的地までの道のりを考えて圧倒されるのではなく、まず最初の一漕ぎをすれば良い、というもの。

 

それでも「目的地」という観念はあるので、「そんなこと言ったって、結局あそこまで行かなきゃいけないでしょ?」と自問自答して、自分をやらない方向へ持っていこうとします。

 

ここはひとつ、本当に目的地まで行かなくて良い!と自分と強く約束するわけです。

 

その結果、勢い余って目的地まで辿り着いてもいいかもね、ということです。

 

あえてデイリータスクを少なく設定

自分の希望、見積もりでは10個のタスクがこなせると思っていても、あえて7個しかデイリータスクを想定しない、ということを私はよくやっています。

 

そうすれば、8個以上こなせた日は「よくやった!」と自分を褒められます。その日一日の目標のハードルを下げているということですね。これも「あえて終わらせない」の仲間になるのではないかと思います。

 

デイリータスクの指標

デイリータスク数の指標の決め方としてその日発生するタスク数を上回る数のタスクを完了させるという方法をとっています。単純に「今日は勝った」「今日勝つためには、あと一つ何かを終わらせたい」「今日はもうタスクをこなさなくていい」と考えることができます。ゲーム感覚で割と楽しんでいます。

 

もちろん、そのベースには全てのタスクの数と進捗、締切を把握できるツールの存在が不可欠なのは言うまでもありません。