タスク管理ツールは明日の自分への引継書
翌日は別人
韓国映画「私の頭の中の消しゴム」は、若年性アルツハイマーにかかった妻を支える夫というものでした。そこまでではありませんが、自分の記憶が明日も継続する保証はないですね。今日やったことを明日覚えているのは当然だと我々は思っていますが、数分前のことさえ忘れることがあるのに、24時間後に忘れていないと言える根拠はないはずですよね。極端な話、翌日は別人のようになっているかもしれない。
翌日忘れる自分にどう向き合うか
とはいえ、明日も覚えている可能性は100%じゃないでしょ?なんてそんな屁理屈を言っていたら何もできないですね。しかし、そこにも疑いの目を自分に向ける姿勢は大事なんだと思っています。翌日忘れる(かもしれない)自分とどう向き合うか。
大丈夫!忘れない!まさかそんなことはないでしょ!と、記憶力に全幅の信頼を寄せるのは、自分と向き合っていない、忘れてしまうかもしれない自分を受け容れようとしないと言うことができます。
もしかしたら忘れるかもしれない…とちょっとでも考えたとしたら、それは、忘れるかもしれない自分に向き合って、そんな自分を受け容れる姿勢があるということです。
どちらが良いか、言わずもがなですね。
タスク管理ツールは明日の自分への引継書
ヌケ・モレ・忘れのオンパレードで落ち込みすぎて、仕事が続けられないくらいに自分を追い込んでしまった私は、翌日忘れる自分という深淵を、幸か不幸か否応無しに覗いてしまいました。
そんな自分にとっては、翌日の自分に不安を感じさせることは避けなければいけないのですね。記録を残すことの大事さ、しかも、後任者へ引継書を作るように分かりやすく作ることの重要性を強く感じるようになりました。
明日、自分がタスク管理ツールを見て、今やるべきことがしっかり分かるようにすることは、自分にとっては生命線といってもいいほど欠かせません。