ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「タスクがある」と思っただけで着手しづらくなる問題

思い当たるところがあり過ぎる

こちらの記事を読みました。タスクをどんどん遅延させていくDさんの行動や思考に思い当たり過ぎてもう…(笑)

blog.tinect.jp

 

タスクの追加の予告

グッときたのは、Dさんがタスクを遅延させてしまう第2のパターン。「タスクの追加が行われた場合、ないしタスクの追加が予告された場合」です。

 

真面目に取り組もうとすればするほど、タスクの完了までの見通しに敏感になります。見通しが悪くなると途端に進みが遅くなります。

 

仕事の話ではありませんが、それと同等、あるいはそれ以上に私が取り組まねばならないのがダイエットです。大学3年、4年でなんと20kgも体重が増加し、明らかに適正体重を超えております。

 

少しずつでもダイエットをしようと、毎日20分のウォーキングを始めたときに「20分と言わず、30分、1時間歩いてもいいんだよー(笑)」と親に言われ、その途端にやる気がなくなってしまったことを思い出しました。

 

生真面目に取り組んでいると、ちょっとした一言でも「やらなきゃいかん!」と思ってしまいます。そうすると、自分の中で勝手に必須タスクに変貌します。20分のウォーキングが1時間のそれになり、自分にそれだけ重くのしかかってくるのです。気にしなければいいのにと思うかもしれませんが、この思い込みの呪縛からはなかなか解けません。

 

意志力は弱いもの

そのときは、なんて自分は意志が弱いんだとしか思えませんでした。今なら、「ホラそんなこと言って出鼻をくじく!」と言い返せる気がします。それくらい自分の意志力は弱いと確信しているからです。ある意味やる気やモチベーションは存在しないと言い切って良いと思います。その証拠に「やる気・モチベーションを上げる動作」というのは存在しないですよね。

 

タスク管理の定石、着手しづらいタスクは具体的な行動レベルまで分解して着手しやすくすることが、ここでも役に立ちます。こちらのモチベーションを上げるのではなく、タスクに手を加えて実行しやすい環境作りをするのが記事の通りDさんの業務改善の道であり、Dさんのみならず皆が確実にタスクを進められる手っ取り早い手段だと思います。