タスクシュートに手を出す
皆もすなるタスクシュート式といふものを
ふとした瞬間に「タスクシュート式やってみよう」と思い立ち、やってみました。TaskChuteそのものではなく、それに似せたものです。似非TaskChuteです。
始業の8時から終業の17時、残業することも考えて19時半までを30分ずつに分け、毎朝スケジューリングをして予定と実績に分けてタスクを入れていっています。当初の予定に入っていなかったタスク(割り込みタスク、前倒し対応タスク)は、赤字で書いてあります。エクセルとしてはとても原始的なものです。関数は一切入っていません。こんな感じです。
所要時間の見積もり
まだ始めてから数日ですが、今までそんなに意識していなかった各タスクの所要時間の見積を強烈に意識するようになりました。その結果、面白いことが分かりました。タスクにかかる時間を大幅に長く見積もっており、所要時間の見積もりがとても緩かったのです。
タスクシュート式は、その日予定しているタスクを自ら見積もった所要時間と共に入力していきます。その日予定している全てのタスクの見積もり所要時間の合算分だけ退社時刻が後ろ倒しになるわけです。
そして、タスクシュート式を実践するとほぼ間違いなく自分の見積もりの甘さを露呈してしまうというのが定説となっております。5分と見積もったタスクが15分とか20分とかかってしまい見積もりが甘かったとなるわけです。
ところが、私の見積もりはその逆でした。1時間半かかるとふんだタスクが30分で終わったりして、一日に予定しているタスクが1時間半程度で全部終わるということもありました。
ここ数日、簡易タスクシュート式予定表をエクセルで作って使っています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2017年4月27日
自分で立てた予定がスカスカ過ぎて、ある日5タスク5時間で完了と立てた予定が1時間半で完了。普通は逆なのにちょっと驚く。
この緩く見積れる感覚は、私が10年かけて挫折し続けてきた末に得た財産なのかもしれない。
緩い見積もりは良いのか?
予定していたタスクが終わらずに深夜まで残業してしまうなんてことがないのは良いことだと思います。しかし、あまりに見積もりが緩すぎるのもどうかと。見積もりを緩くできるのは何かが優秀だとか能力が高いとかではありません。ただ単に、どれだけ自分を信用しないでいられるかということの結果です。ほとほと自分に見切りをつけざるを得なかったここ10年のしくじりの当然の結果ということになります。
今後も続けてみます
この似非TaskChuteは面白いと感じているので今後も続けようと思います。幸い、30分に区切った枠に当日やる予定のタスクを入れるのも苦になりません。これはもともと使っているタスク管理ツールで、ちゃんとタスクの洗い出しができているからではないかと考えています。
記録が溜まっていけば、どんな時間にどんなタスクを入れる傾向があるのかも分かります。どうなっていくのか見ものです。